オリパラ教育推進校の名寄西小　スポーツの意義など理解　１１日に講演や授業公開

（学校 2018-12-05付）

　【旭川発】道教委のオリンピック・パラリンピック教育推進事業拠点校の名寄市立名寄西小学校（堀江充校長）の取組内容が明らかになった。十一日に同校で、オリンピアンによる講演および授業公開を行う。オリンピアンとしてスキーノルディック複合の元選手で、名寄市特別参与・名寄市スポーツアドバイザーの阿部雅司氏を迎え、子どもたちの道徳的価値の学習、スポーツの意義の理解などを図る。

　事業は、道教委が本年度新規事業として実施するもので、国のオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業を受託して展開。二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックに向け、児童や教職員の関心を高め、スポーツ・運動の価値や効果の再認識を通じ、国際的な視野をもって世界平和に貢献できる人材育成などを目的としている。

　拠点校では、担当教員がオリンピック・パラリンピック教育の考え方について理解を深めるため、推進会議に出席し、指導方法などについて協議。児童生徒たちには、運動を通してスポーツの意義や価値などを学ぶ学習を提供する。

　協力校は、拠点校の取組などに協力して連携を図る。

　名寄西小を拠点校とし、名寄小学校、名寄南小学校、名寄東小学校、中名寄小学校、智恵文小学校、風連中央小学校、風連下多寄小学校、名寄中学校、名寄東中学校、智恵文中学校、風連中学校を協力校に指定した。

　十一日午後一時三十分から名寄西小で、オリンピアンによる講演および授業公開を行うことが決定した。名寄市特別参与・名寄市スポーツアドバイザーの阿部氏を講師に迎える。

　阿部氏は、平成二年にスキーノルディック複合の選手として活躍し、オリンピックとノルディックスキー世界選手権の団体戦で三度金メダルを獲得した実力者。

　当日は、名寄西小の五・六年生七十七人と教職員、保護者などを対象に、阿部氏から道徳的価値、運動を通したスポーツの意義や価値などを学ぶとともに、「する、見る、支える、知る」など、スポーツへの多様なかかわり方などを理解させる学習活動となる予定。

(学校 2018-12-05付)