札幌市羊丘中で５０周年記念式典　可能性に挑む人へ成長を　これまでの歩み映像で回顧

（学校 2018-12-04付）

生徒や関係者合わせて760人が50周年の節目を祝った

　札幌市立羊丘中学校（富川浩校長）で十一月二十二日、開校五十周年記念式典が挙行された。全校生徒や関係者合わせて約七百六十人が出席。同校の歩みを映像などで振り返ったほか、授業を公開するなど、五十年の節目を祝った。

　同校は昭和四十三年、札幌市で四十四番目の中学校として開校した。開校以来の学校教育目標「考える人」「心豊かな人」「たくましい人」「公共につくす人」「思いやりのある人」のもと、様々な教育活動を展開。これまで一万三千四百七十六人の卒業生を送り出している。

　式典では、富川校長が式辞。開校以来の学校教育目標など同校の歴史にふれたほか、グローバル化の進展などから「クラーク博士の言葉のように、夢と志をもち、可能性に挑戦する人、生涯学び、活躍できる人に成長してほしい」と呼びかけた。

　来賓祝辞では、札幌市教委の檜田英樹学校教育部長が登壇。「夢を実現するために、壁にぶつかることもあると思うが、決してあきらめず、羊丘中で学んだことをいつまでも胸に秘め、周りの人たちとの輪を大切にしながら自立する人に成長してほしい」と呼びかけた。

　また、浮田良一ＰＴＡ会長が「力を合わせて子どもたちの夢を育むために努力していく」とあいさつした。

　生徒代表の言葉では、三年生の石川あかりさんが登壇。先輩や教職員、地域住民によって学校が発展してきたことにふれ「新たな羊丘中をつくっていくために、私たちが力を合わせてスタートを切っていく」と決意した。

　このあと、五十周年を振り返る映像を上映。吹奏楽部の記念演奏のほか、校歌の斉唱も行った。

　また、この日は記念式典に先立ち、全学年の授業を公開した。

(学校 2018-12-04付)