北海商科大が高校生懸賞作文表彰式　鋭い観察眼で市場分析　千歳高の小野さんらに栄誉

（学校 2018-12-05付）

　北海商科大学（森本正夫学長）は一日、「二〇一八年度高校生懸賞作文」の表彰式を同大で挙行した。見事一位を獲得した千歳高校の小野満梨奈さん、札幌国際情報高校の紅屋華穂さんをはじめ、入賞者に表彰状と記念品を手渡し、栄誉をたたえた。

　商学部商学科と同観光産業学科を有する同大では、高校生の鋭い観察眼で現代の市場、マーケティングを見つめた作文を募集し、商学や観光へ関心を寄せてもらおうと、二〇一二年度から高校生懸賞作文を実施している。

　今回のテーマは「日本と世界の人に広く薦めたい①私のまちの観光スポット②私のまちのグルメ③私のまちのお土産」の三点。

　札幌市内の高校生を中心に合計六十五人の応募があり、うち十人が入賞を果たした。

　一位は千歳高の小野さんと札幌国際情報高の紅屋さんの二人が受賞。

　二位は札幌国際情報高の鈴木美保さん、熊谷有紗さんの二人。三位は同校の坂井荘太君、大越紀尚君、野尻彩音さん、神田真都君と、追分高校の井川将志君、藤女子高校の三浦知咲歩さんの六人。全入賞者十人のうち、七人が札幌国際情報高の生徒で、同校の圧倒的な強さを見せつけた。

　表彰式には小野さん、紅屋さん、鈴木さん、熊谷さん、野尻さん、神田君の六人が参加し、伊藤昭男商学部長が一人ひとりに表彰状と副賞の図書カードを手渡した。

　続いて、伊藤学部長が森本学長のあいさつを代読。「北海商科大学は、国際社会の中で、グローバルな活動をするビジネスを学ぶための“商学”と、日本の新たな基幹産業である“観光産業”を学び、それぞれの分野で活躍できる人材を育成するための大学で、これまでに皆さんの高校の先輩をはじめ多くの卒業生が国内はもとより世界で活躍している」などと説明した上で、「今後もこの作文の趣旨のような、北海道の観光や商学にかかわる学びを継続してほしい」と期待を寄せた。

　同大では来年度も高校生懸賞作文を継続する予定で、積極的な応募を期待している。

(学校 2018-12-05付)