札幌市教委の長谷川教育長　子へ寄り添う教育を　仕事始めで職員にあいさつ

（市町村 2019-01-08付）

職員に向けあいさつを述べる長谷川教育長

　札幌市教委の長谷川雅英教育長は四日、市教委で仕事始めに当たって職員に年頭のあいさつを述べた。今後の教育の動向から子どもたちに一層寄り添い、一人ひとりを大切にした教育を確実に進めることを求めたほか、「たくさんの子どもの笑顔が溢れるよう教育委員会一丸となって取り組んでいきたい」と意気込みを述べた。

　長谷川教育長は昨年の台風や地震の災害において、それぞれの部署の垣根を越えチーム教育委員会として取り組んだことにふれたほか、災害時の対応方法について「各学校の適切な対応ができるようにマニュアルを見直したい」と話した。

　また、昨年は全小学校で算数の少人数指導を行う算数にーごープロジェクト事業や夏季休校日の設定など様々な施策を展開してきたことについて「多様な学びを支える環境の充実や市民ぐるみで支え合う仕組みづくりを着実に進めることができた一年だった」と職員に感謝の気持ちを述べた。

　ことしは教育を取り巻く環境が大きく変化する可能性があることから、「教育施策のさらなる充実を図り、子どもたちに一層寄り添い、一人ひとりを大切にして教育を確実に進めるようお願いしたい」と呼びかけるとともに、「たくさんの子どもの笑顔が溢れるよう教育委員会一丸となって誠心誠意、頑張っていきたい」と意気込みを述べた。

(市町村 2019-01-08付)