中頓別町通学路交通安全プログラム 各校で年1回合同点検 歩道整備など具体策を検討(市町村 2019-01-09付)
【稚内発】中頓別町における通学路交通安全プログラムがまとまった。小・中学校で年一回合同点検を実施。その結果から明らかになった対策必要個所について、歩道整備などのハード対策や交通安全教育などのソフト対策など、具体的な実施メニューを検討する。対策実施後には、小・中学校に聞き取りを行うなど、対策の効果を把握する。
近年、全国で登下校中の児童生徒が死傷する事故が相次いで発生したことから、町は二十四年、各学校の通学路において関係機関と連携し緊急合同点検を実施。必要な対策内容について協議してきた。
通学路の安全確保に向けた取組を引き続き実施するため、町教委や町校長会、町PTA連合会などの関係機関で構成する通学路安全推進会議で議論し、プログラムを策定。今後はプログラムに基づき、関係機関と連携して、児童生徒が安全に通学できる通学路の安全確保を図っていく。
プログラムの概要はつぎのとおり。
▼基本的な考え方
▽継続的に通学路の安全を確保するため、合同点検を継続するとともに対策実施後の効果把握も行い、対策の改善・充実を行う。これらの取組をPDCAサイクルとして繰り返し実施し、通学の安全性の向上を図っていく。
▼定期的な合同点検
▽町内の小・中学校において一年に一回合同点検を実施する。積雪時の危険個所については関係機関の情報や積雪状況に応じてその都度対応する。
▼対策の検討
▽合同点検の結果から明らかになった対策必要個所について、個所ごとに、歩道整備や防護柵設置などのハード対策や、交通規制・交通安全教育などのソフト対策など、必要個所に応じて具体的な実施メニューを検討する。
▼対策効果の把握
▽合同点検結果に基づく対策実施後の個所について、実際に期待した効果が上がっているのか、小中学校に聞き取りを実施するなど、対策効果を把握する。
▼対策の改善・充実
▽対策実施後も、効果把握の結果を踏まえて、対策内容の改善・改善を図る。
(市町村 2019-01-09付)
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