函館市教委が給食の食中毒防止へ　対策会議を立ち上げ　昨年１２月の発生受け

（市町村 2019-01-16付）

　【函館発】函館市教委は、三十年十二月中旬に中学校二校で発生した集団食中毒の対応を進めるため、市教委保健給食課の廣瀬貴久課長や市立函館保健所職員など四人のメンバーで構成する「学校給食における食中毒防止対策会議」を立ち上げた。今後は、再発防止策などを検討・協議し、両校で十八日からの給食再開を目指していく。

　今回の集団食中毒は保健所が調査した結果、黄色ブドウ球菌を原因として推定。調理が行われた亀田中の調理場や調理器具、保存食から原因とみられる菌は確認できなかったが、同一の食材を使用した他校では発生していないことから、同調理場で発生したとの判断となった。

　市教委では、食中毒の徹底防止に向けて、関係者四人をメンバーとした「学校給食における食中毒防止対策会議」を立ち上げ、再発防止策や衛生管理の徹底に関する協議を進めている。

　廣瀬課長は「子どもたちが安心して給食を食べることができる環境整備を進めていきたい」と話している。

(市町村 2019-01-16付)