【平成３１年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道特別支援教育研究協議会　松浦孝寿会長　

（関係団体 2019-01-11付）

　平成三十一年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。また、平素より本協議会の活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。

　さて、本協議会は、昭和五十四年の養護学校義務化の年に発足し、ことしで四十一年を迎える道内の知的障がい特別支援学校の教職員を主に対象とした任意の研究団体です。障がいのある子どもたちの教育環境は「特殊教育」から「特別支援教育」に大きく転換が図られ、十三年目を経過しましたが、「子ども一人ひとりのニーズに応じた教育」を充実していくということは、特殊教育の時代から変わることのない不易なことであります。

　本協議会は、この基本的な考えを大切にして、これまで各学校の研究や実践を進め、道内の知的障がい教育に大きな成果を上げてきました。今後も、共生社会の実現に向け、インクルーシブ教育システムの構築のために寄与していきます。

　昨年七月に「夢や志をもち、社会の一員として地域とかかわり、自分らしく豊かに生活できる児童生徒を育てるために」をテーマとし、全道研究大会（小樽大会）を開催しました。会員のニーズに応じた講演会や部会ごとの研究協議など、大変有意義な研究大会となりました。

　私たちは、障がいのある子どもたちが学校卒業後に主体的で豊かな地域生活ができるよう、「生きる力」を育成することをこれからも続けてまいります。

　今後とも、皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽全道研究大会

・期日＝７月３０日（火）

・会場＝札幌養護学校

▼事務局＝小樽高等支援学校（事務局長―岩佐延寿教頭）

(関係団体 2019-01-11付)