【平成３１年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道言語障害児教育研究協議会　伊藤春美会長

（関係団体 2019-01-11付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。日ごろより皆様には、本協議会に対しご理解とご支援をたまわり深く感謝申し上げます。

　本協議会は、道内の「ことばの教室」と「きこえの教室」および幼児の療育に携わる担当者で構成された五十一年目を迎える歴史をもつ研究団体です。教育と療育の担当者が同じ研究団体を形成していることは、全国的にも珍しく、本協議会の特色の一つと言えるものです。

　活動としては、道内を十一のブロックに分け、その地域の会員が主体的に研修や情報交流などをしています。また、会員の指導力向上を目指し、言語障害臨床研修会として、言語障害教育の専門的な講座と経験の浅い先生向けの講座（愛称：言難ＡＢＣ）を開催しています。

　さらに例年秋に、研究大会の全道大会を行います。なお、昨年も、第五十一回北海道言語障害児教育研究大会を帯広市で開催の予定でしたが、九月六日未明に発生した北海道胆振東部地震の影響でやむなく断念せざるを得ない状況となりました。その後は各ブロックで事例発表の機会を設けるなど取組を工夫し、言難教育の現状や今後の課題について意識を高めてまいりました。関係各位のご理解とご協力に心からお礼申し上げます。

　新年度も、「ことばを支える“心の育ち”を大切にした支援のあり方を考える」の研究主題のもと、関係機関との連携を深めながら、実践研究をより充実すべく努力していきたいと考えています。

　本協議会への一層のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

▼新年度の事業計画

▽第５２回北海道言語障害児教育研究大会釧路大会

・期日＝９月１３日（金）～１４日（土）

・会場＝釧路市生涯学習センター「まなぼっと幣舞」

▼事務局＝札幌市立青葉小学校通級指導教室（事務局長―松澤史子教諭）

(関係団体 2019-01-11付)