働き方改革の一環で石狩市教委　時間外転送電話を導入　開始・終了時刻は各校判断

（市町村 2019-01-30付）

　石狩市教委は三十一年度から新たに、小中学校時間外転送電話導入事業を市立小・中学校全校で実施する方針だ。働き方改革の一環。休日や夜間の電話に対して業務時間外である旨の音声案内を流すもので、教職員の業務負担軽減を図っていく。

　二十九年十二月に文部科学省が取りまとめた「学校における働き方改革に関する緊急対策」では、「時間外の留守番電話や学校ホームページ等を活用し、保護者等からの問い合わせを減らす工夫が重要」と記されている。

　これらを踏まえ市教委は、働き方改革の一環として事業の推進を目指している。

　保護者などからの時間外の電話に対しては、学校の業務時間が終了していることなどを音声で案内。休日や夜間の電話についても業務時間外である旨の音声案内を流すことで、教職員の業務負担軽減を図っていく。

　音声案内への転送開始と終了の時刻は、市内の各小・中学校が設定することとしている。

(市町村 2019-01-30付)