広尾町豊似小・新校舎落成式　あらたな飛躍を決意　教室は木のぬくもり感じ

（市町村 2019-01-30付）

　【帯広発】広尾町立豊似小学校（秦公一校長）で二十五日、新校舎落成式が執り行われた。村瀨優町長をはじめ教育委員や同校ＰＴＡ会長など十二人と全校生徒三十三人が出席。新たな歴史を刻む新校舎の完成を全員で祝った。

　新校舎は三十年十二月に完成。外壁には外断熱構造を取り入れ、夏は涼しく冬は暖かくなるよう設計された。

　内装には、道内産の木材をふんだんに使用し、旧校舎で不足していた特別教室を七室に増やした。校内中心部のフリースペースは、保護者や地域住民が多目的に利用できるよう配慮。

　また、災害発生時には避難所となることを想定して、校務や教育に利用する無線ＬＡＮ設備を、緊急時には一般開放できる仕様となっており、避難者が災害情報などを入手しやすいようになっている。　

　式典であいさつに立った村瀨町長は校舎の特徴を説明し、「これまで以上に勉強に励み、健やかに成長できるよう祈っている」と述べた。

　秦校長は「木のぬくもりを感じる教室や、広々とした図書室を使って、まちの人たちへ感謝しながら様々なことにチャレンジして」と期待を寄せた。

　児童を代表して田辺瑠道君が「きれいで立派な校舎を、十年や二十年先の児童たちも使えるように、みんなで大切に使おう」と呼びかけた。

(市町村 2019-01-30付)