青少年科学館２月に初めて実施　メディアアーツで魅力向上―札幌市市民文化局　企業・クリエイターと連携

（市町村 2019-01-30付）

　札幌市市民文化局は二月、青少年科学館で、メディアアーツ活用によって同館の魅力を向上させる取組を初めて実施する。先端技術を利用した芸術表現などを生かし、開館から三十七年が経過した同館の資源や魅力を掘り起こすことが目的。市内企業やクリエイターと連携し、小・中学生向けのプログラミング体験などを行う。

　市は二十五年、デジタル技術などを用いて、新たな文化やクリエイティブ産業の発展を目指す、ユネスコ創造都市ネットワークのメディアアーツ都市にアジアで初めて加盟。メディアアーツを生かし、都市空間や観光資源など、地域の魅力・価値を高める取組を進めている。

　今回、青少年科学館において、メディアアーツを活用して同館の魅力を向上する取組を初めて実施する。開館から三十七年が経過していることなどから、同館の観光・地域資源としての魅力を掘り起こすことが目的。

　教育関連分野では、二月十六～十七日、二十三～二十四日、小・中学生を対象とした「アート×プログラミングで楽しく学ぶ～プログラミング体験」を実施する。

　科学・技術・ものづくり・芸術・数学の要素を生かした“ＳＴＥＡＭ教育”を広く楽しんでもらうことがねらい。市内企業やクリエイターなどと連携し、オリジナルゲーム制作など三種類のプログラムを用意する。

　このほか、二月一日から、この取組のために制作したプラネタリウムコンテンツ「今日の星空　ＳＮＯＷ　ＭＩＫＵスペシャルプログラム」を上映。北海道を応援するキャラクター「雪ミク」が登場する。同月二十八日まで。

(市町村 2019-01-30付)