小樽高等支援が創立１０周年　新たな時代へ飛躍を　記念式典を盛大に挙行

（学校 2019-02-05付）

在校生、教職員など合わせて約３００人が出席した

　【小樽発】小樽高等支援学校（松浦孝寿校長）の創立十周年記念式典が三十年十二月上旬、同校で執り行われた。在校生、教職員、同窓生、来賓など合わせて約三百人が出席。十年の歴史や歩みを振り返りながら、新たな時代に向け飛躍を誓った。

　同校は、二十一年度に現在の札幌稲穂高等支援学校の校舎で開校。二十三年度、小樽市銭函にある現校舎に場所を移した。

　新校舎開設とともに、寄宿舎「アオバト寮」を開舎。生産技術科・生活技術科、木工科、環境・流通サポート科、家庭総合科・生活家庭科、福祉サービス科を設け、これまで約四百人の卒業生を輩出している。

　式典の冒頭、式辞に立った松浦校長は、同校の歩みを振り返りながら、「五学科の学習は、地域の教育力を積極的に活用し、体験的学習のスタイルを重視してきた。特色ある教育活動は、勤労体験を豊かにし、職業的・社会的自立に必要な資質・能力を育てることに確実につながった」と述べた。

　また、「本校が地域資源として存在価値を高め、地域に貢献できる持続可能な開発のための教育を確実に展開することが重要」と強調。最後に「生徒一人ひとりの自立と社会参加へ芽が開くよう、さらに地域と歩み続けていくことを決意する」と述べた。

　続いて、後志教育局の原光宏局長、銭函連合町会の小山哲太朗会長らが祝辞を述べたほか、歴代の学校長らに感謝状等を贈呈した。

　このあと、出席者全員で校歌を歌い、新たな歴史を築き、ますますの発展を誓い合った。

　式典終了後には、バルミュゼット楽団の「La Zone」による記念演奏会が行われた。

(学校 2019-02-05付)