旭川市が31年度予算案を発表 教育費は7.5%増の94億 小学校3校で新規に子供教室(市町村 2019-02-12付)
【旭川発】旭川市は六日、三十一年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比一・一%増の一千五百七十億七千万円。うち、教育費は七・五%増の九十三億九千九百七十八万円となった。東栄小学校の増改築工事と東旭川学校給食共同調理所の改築工事が増額の主な要因。
教育関連の新規事業をみると、市内小学校三校で子供教室を実施するため、放課後の児童の居場所づくり事業費として四百八十六万円を措置。また、中学校の部活動指導員配置促進費として二百一万円を充てている。
このほか、東旭川学校給食共同調理所の改築費に十七億三千五百三十七万円を計上している。
主な教育関連事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▼すくすくと子どもたちが育ち、誰もが健やかに暮らせるまち
▽発達支援相談事業=三、二一二
▽児童家庭相談事業=二、三三八
▽子ども医療費助成=七二、六七〇
▽私立認可保育所等建設補助金=一四、四三二
▽保育士等研修事業=五一六
▽特別支援保育事業補助金=一〇、八〇三
▽保育体制充実=二九、八二〇
▽私立一時預かり事業=一二、三九三
▽病児保育事業=二、〇七〇
▽延長保育事業補助金=六、六四七
▽子育て支援ナビゲーター活動=五四五
▽放課後児童クラブ運営=五三、九五六
▽放課後クラブ開設=一二、二四八―新規開設五ヵ所
▽保育確保事業=二、六〇九
▽放課後の児童の居場所づくり事業=四八六(新規)
放課後の児童の居場所づくりとして、児童が安全安心に過ごすことのできる多様な居場所を確保するため、市内三ヵ所の小学校で放課後子供教室を実施。
▽地域子育て支援拠点運営=六、〇三八
▽地域子育て活動支援=三七四
▽私の未来プロジェクト事業=三七六
▽子どもの未来応援=一七五
▽あさひかわっ子夢応援プロジェクト事業=八〇
▼たくましく未来を拓く人材を育み、生涯を通じて学べるまち
▽社会科副読本整備=五三三
児童が郷土旭川について学び、理解を深めるため、小学校社会科副読本『あさひかわ』を作成し、小学校三年生に配布。学習指導要領の改訂に対応した内容に改訂し、三年生のほか、四年生にも配布する。
▽英語教育推進=三、一〇二
▽各種大会選手派遣等推進(小学校)=一七三
▽学校図書館活性化推進
(小学校)=三、三〇三
▽スクールカウンセラー活用推進=一、〇一七
▽各種大会選手派遣等推進費(中学校)=九二二
▽学校図書館活性推進(中学校)=一、二一五
▽小中連携一貫コミュニティ・スクール推進=五〇三
▽少人数学級編制=七、七八三
▽いじめ問題対策推進(新規)=一九
旭川市いじめ防止基本方針に基づくいじめの防止等の取組を進めるため、教育、法律等の学識経験者で構成する対策委員会、学校、教育委員会と関係機関等で構成する連絡協議会を設置し、情報共有と連携強化を図る。
▽特別支援教育推進=一二、九五二
▽高等教育機関設置検討調査=一〇〇
▽学校施設大規模改築(小学校)=六、六六八
二本のアスベスト含有断熱材を使用した煙突改修等を行う。
▽旭川小学校増改築=二六、九八〇―旧校舎等解体
▽学校施設大規模改修(中学校)=二、三七二
建築後一五年以上経過した中学校を対象に経常的な維持修繕を超える大規模改修を行う。
▽学校施設大規模改造(中学校)=四、一五〇
小中連携・一貫教育に対応した校舎にするため、旭川中校舎の大規模改造を行う。
▽豊岡小増改築=四三〇
▽就学助成(小学校)=二八、九七〇
▽就学助成(中学校)=二五、六九七
▽教育支援活動促進=七一
▽部活動指導員配置促進=二〇一
▽アスリート発掘・養成(新規)=三〇〇
次世代アスリート発掘および育成を行うため、各競技団体や少年団、学校部活動などへの外部指導者を派遣し、競技力とスポーツ実施率の向上を図る。
▽スポーツ大会開催負担金・補助金=一、〇五〇
▽スポーツ大会等誘致推進=一、四三八
▼活力と賑わいにあふれ、経済が力強く発展するまち
▽ジオパーク構想推進=六七三
ジオパーク専門員を設置し、エリア調査や教育普及活動、広報活動などを行う。
▼主な建築物等について
▽東栄小増改築=二〇、四三〇
校舎・屋体の増改築工事。三二年度完成予定。
▽千代田小増改築=三、二〇〇―増改築にかかる基本設計
▽東旭川学校給食共同調理所改築=一七三、五三七―三二年一月供用開始予定
(市町村 2019-02-12付)
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