名寄市の３１年度予算案 教育費は３割減の３０億 部活動大会交通費を助成（市町村 2019-02-18付）
【旭川発】名寄市は十四日、三十一年度予算案を発表した。一般会計は、前年度肉付補正後と比べ三・一％減の二百六億八千二百十七万円。教育費は、三〇・一％減の三十億五千六百三十九万円となった。
継続事業の風連中央小学校校舎・屋内運動場等改築事業の予算減額が、大幅減の主要因。
新規事業をみると、中学校生徒対外行事参加奨励金に九十七万円を計上し、部活動で大会等の参加にかかる交通費を一部助成する。
また、名寄市立大学では二百八十五万円を充てて大学入試センターと共同で試験会場を設置。上川・宗谷・留萌地域の会場不足解消を図る。
教育関連の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。
▼子育て支援の推進
▽子ども家庭総合支援拠点＝五九八―家庭児童相談員に加え、こども家庭教育支援員を配置する
▽誕生もち助成＝七八
▽遠距離通園・通所費助成＝一六九
▽子ども・子育て支援事業計画推進＝二八六
▽母子家庭等高等職業訓練促進＝四五二
▽母子・父子自立支援プログラム策定＝二一三
▽市立保育所の運営・維持管理経費＝三一、九九六
▽砺波保育所運営＝一、二六三
▽智恵文保育所運営＝一、〇三四
▽ひまわりらんど運営＝三、二二五―地域の子育て支援の拠点として、親子同士の交流と子育てに対する不安の解消を図る
▽子育て支援活動助成＝四〇
▽こぐま運営＝二〇四―地域の子育て支援の拠点として、親子同士の交流と子育てに対する不安の解消を図る
▽幼児教育・保育施設への運営支援＝三三、四一三
▽延長保育事業運営補助金＝二九八
▽一時預かり事業補助金＝一、〇六七
▽利用者支援＝二六六―子育てに関して気軽に相談できるよう「子育てコンシェルジュ」を配置。不安なく子育てできる環境をつくる
▽ファミリー・サポート・センター＝三〇五―子育てを支援する会員と支援を受ける会員をマッチングして、子育ての相互支援活動を推進する
▽青空子育て支援＝二〇二―「親子お出かけバスツアー」で収穫祭やもちつきを実施する
▽待機児童解消緊急対策＝八四八
▽こども発達支援＝三、五八三
▽乳幼児等医療給付＝六、一八七
▽養育医療給付＝一八〇
▽児童扶養手当給付＝一七、一〇九
▽児童手当給付＝二六、四二一
▽相談事業所運営＝一、二二九
▼幼児教育の充実
▽施設型給付費負担金＝一三、二五五
▽一時預かり事業補助金＝五三九
▼小中学校教育の充実
▽教員住宅維持管理＝一、〇二五
▽教育振興＝四六二
▽学校運営協議会運営＝五一
▽英語指導助手＝九三五―外国語指導助手（ＡＬＴ）を二人配置
▽育英＝一九五
▽特別支援教育学習支援員配置＝七、二三〇
▽教育研究指導＝六四三
▽放課後子ども教室＝二二九
▽小学校の運営・維持管理経費＝一五、八六一―市内七校
▽スクールバス運行＝三、四九〇
▽学校保健推進（小・中学校）＝一、三六七
▽心の相談員の小中連携＝三一五―名寄中・名寄東中・風連中に配置してきたが、新たに相談員が小学校へ出向き、小学校との連携がとれるよう対応を強化
▽中学校生徒対外行事参加奨励金（新規）＝九七―部活動の中体連大会等の参加にかかる交通費を一部助成
▽総合学習（小・中学校）＝一五七
▽教材・教具等整備（小・中学校）＝四、〇四六
▽就学援助費（小・中学校）＝四、四九八
▽特別支援教育就学奨励費（小・中学校）＝五〇〇
▽中学校の運営・維持管理に要する経費＝九、八四九
▽給食センター運営・維持管理＝一六、五一七―貫流蒸気ボイラー更新、蒸気回転釜更新、フードスライサー更新など
▽風連中央小学校校舎・屋内運動場等改築＝三六、六五〇
▼高校教育の充実
▽市高校生資格取得支援＝五〇
▽名寄産業高校酪農科学科受検者交通費等助成＝五〇
▼大学教育の充実
▽大学一般行政経費＝二〇、四九三
▽学生募集対策＝一、六四二
▽就職対策＝一、〇一二
▽教員住宅管理＝五、六一六
▽入学試験実施運営＝一、三六九
・大学入試センター試験実施（新規）＝二八五―名寄市立大学に試験会場を設置し、大学入試センターと共同で大学入試センター試験を実施する
▽奨学金等給付（新規）＝九三四―給付型奨学金、災害等一時給付奨学金、海外留学等奨学金、地元就業支度金助成の増額
▽大学維持管理＝二五、〇七四
▽学修環境向上＝一、〇六八
▽学校保健推進＝九一九
▽大学教育振興＝一〇八、九九九
▽実習等＝七、一五六
▽教材・教具等整備＝三、八一一
▽大学図書館運営＝二、九〇九
▽図書整備＝一、三八〇
▽コミュニティケア教育研究センター運営＝四三一
▽特別研究＝二八〇
▽学生寮の運営・維持管理＝一、〇九七
▼生涯学習社会の形成
▽生涯学習推進アドバイザーの設置＝八四六
▼家庭教育の推進
▽家庭教育学級運営＝一二
▽自然体験・親子ふれあい推進＝四〇
▼生涯スポーツの振興
▽各種大会開催＝七九七
▽冬季スポーツ拠点化＝三、九二一
▼青少年の健全育成
▽不登校児童生徒相談＝二五九
▽適応指導教室設置＝四九二
▽教育相談推進＝三六三
▽青少年問題等対策＝一八五
▽名寄青少年育成＝一〇二
▽風連青少年育成＝二三八
▽学童保育所運営＝二、八五九
▽児童センターの運営・維持管理＝一、三三五
▽各種児童行事運営＝三五
▽風連児童会館運営・維持管理＝六八二
▽放課後児童クラブの運営＝三、六四一
▼地域文化の継承と創造
▽文化財保護＝一九六―市指定文化財改修補助金含む
(市町村 2019-02-18付)
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