釧路市が３１年度予算案を発表　教育費は微増の５６億　学校施設長寿命化計画を策定

（市町村 2019-02-18付）

　【釧路発】釧路市は十五日、三十一年度予算案を発表した。一般会計は前年度比〇・三％増の九百五十三億円で、教育費は五十六億四千六百万円と前年度より一・二％の増。新たに学校施設長寿命化計画策定事業に着手するほか、コンピューター導入整備事業・校内ＬＡＮ整備事業として、小中学校にタブレット端末を導入。三十三年四月の開校を目指す阿寒湖義務教育学校の建設工事には三億四千九百万円を計上した。

　教育関連の事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽確かな学力向上推進＝七九五―標準学力検査の実施、個別復習教材の導入、実物投影機導入、長期休業中の学習サポート

▽学力向上学習習慣定着推進＝三九九―指定校を対象とした復習教材、学習推進員による家庭学習等へのサポート

▽外国人英語指導助手活動＝五〇五―ＡＬＴを四人から五人に

▽特別支援教育推進＝二三五―医療的ケアを行う看護師の配置、専門家による巡回相談の実施

▽スクールソーシャルワーカー活用＝四七〇

▽不登校対策＝二四四―不登校児童生徒対象の宿泊体験学習、登校支援プログラムの実施

▽いじめ非行防止対策＝一二七―Ｑ―Ｕ、アセスによる学校適応度の把握、いじめ防止対策実施

▽防災教育推進＝三―地震・津波の自然災害に関する体験的な学習の推進

▽地域見守り安全マップづくり推進＝四六―四小学校区の安全マップ作成・配布

▽学校給食会運営＝四六―コンピュータ更新

▽コミュニティ・スクール活用推進＝三八

▽地域人材育成推進＝三二六―地域学校協働本部事業による地域学校協働活動推進員の配置

▽ふれあいと魅力ある学校づくり支援＝四三―総合的な学習の時間を活用した特色ある学校づくり支援

▽地域とともに子どもを育む学校づくり推進＝一八

▽放課後子どもプラン＝二七八

▽教育指導奨励＝一六―小中英語教育連携セミナー

▽キャリア教育推進＝四八―くしろキッズタウン、くしろ子どもインターンシップ、こどもハローワークの実施

▽就学奨励＝二七、二二九―新入学児童学用品費の入学前支給

▽高校生徒遠隔地通学等助成金＝五四―阿寒湖温泉地区在住生徒への釧路地区の下宿代の一部支給

▽小学校学校運営＝三、三六九―校務用コンピューター一六八台更新

▽中学校学校運営＝八八六―校務用コンピューター四四台更新

▽小学校コンピューター導入整備＝一一、五〇九―教育用コンピューター四一〇台の機種高度化

▽中学校コンピューター導入整備＝六、二五七―教育用コンピューター二四八台更新

▽小学校校内ＬＡＮ整備＝四、七四六―校内ＬＡＮ活用のためのコンピューター二八三台更新

▽中学校校内ＬＡＮ整備＝三、七三六―校内ＬＡＮ活用コンピューター一六五台の機種高度化

▽学校施設長寿命化計画策定＝七四四―計画策定に係る施設老朽度調査

▽阿寒湖義務教育学校整備＝三四、九八七

▽小学校施設整備＝三六五―興津小前車両安全対策、朝陽小高圧電気設備改修

▽中学校施設整備＝二四九―幣舞中屋内消火栓ポンプ更新

▽小学校防災機能強化＝二七一―バスケットゴール等耐震安全対策

▽中学校防災機能強化＝二一三―バスケットゴール等耐震安全対策

▽学校施設環境整備＝二六〇―学校施設の樹木剪定

▽口腔健康管理＝八〇〇―フッ化物洗口の小学校全校実施

▽家庭教育支援＝二四四―家庭教育支援チームによる不登校等教育的課題を抱える家庭への支援

▽北陽高施設管理＝一三一―電話設備更新

▽北陽高施設整備＝一五五―受変電設備改修

▽マリモ保護研究＝一、〇一〇

▽市民文化会館施設整備＝五、四九七

▽大規模運動公園体育施設管理運営＝六九一

▽釧路アイスアリーナ施設整備＝七四二

▽第九十二回日本学生氷上競技選手権大会開催＝五二七

▽スポーツ合宿誘致推進＝一、二三七

▽こども遊学館施設整備＝九、六七二―プラネタリウム更新

▽自然観察等教育普及活動＝一三九―博物館企画展

▽博物館施設整備＝三、六八九

▽図書館管理運営＝五三〇―図書館基本計画策定、図書・資料購入

▽子ども読書活動推進＝一五―学校ブックフェスティバルの実施

▽高等看護学院施設整備＝六〇、九三一―新校舎建設

▽乳幼児等医療＝六、六〇三―小学校入学前までの医療費助成の拡充

(市町村 2019-02-18付)