士別市の３１年度予算案　教育費は１２・８億円　ふるさと給食を私立幼等に

（市町村 2019-02-18付）

　【旭川発】士別市は十三日、三十一年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比三・二％増の百八十八億一千二百三十万円。うち、教育費に一〇・八％減の十二億八千五百八十三万円を計上した。

　減額の主な要因は、三十年度に着手した生涯学習センター整備空調設備改修工事が完了したため。

　新規事業をみると、来年度末に多寄中学校が閉校するため記念事業として六十万円を充てた。

　拡大事業では、ふるさと給食に五百三十二万円を計上。新たに私立幼稚園、へき地保育園、認可外保育園に提供する。

　教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽ぼくと子どもセンターを拠点とする子どもたちの居場所づくり

　障がいのある児童の居場所となる放課後等デイサービスと、支援の相談や利用計画を作成する児童相談支援センターを設置した複合施設として開館する。

・ぼくと子どもセンター管理運営（新規）＝一、九八八

・放課後等デイサービスセンター運営（新規）＝一、九〇二

・児童相談支援センター運営＝九〇九

▽乳幼児等医療費給付＝五、六一二

▽予防接種＝二五一

▽地域資源を活用した学校教育の推進＝一六五

▽ふるさと給食＝五三二

▽市民スポーツ振興＝七八

▽こども夢トーク推進＝四

▽子ども議会開催＝一八

▽士別まちづくり塾＝六七

▽高齢者大学推進＝一六五

▽「合宿の里士別」ステップアップ・プラン＝一、二六八―オリンピック教室開催補助、合宿環境整備

▽スポーツ合宿推進＝一、三九七

▽国際交流・地域間交流＝五九四

▽みよし市・川内村小学生交流＝二一六

(市町村 2019-02-18付)