総額は91・2億円 道が31年度私学関係当初予算案―骨格編成(道・道教委 2019-02-19付)
道は、十五日開会の一定道議会に三十一年度私学関係当初予算案を提案した。知事選に伴う骨格編成で、予算額は前年度当初比百三十五億七千十二万円減の九十一億二千八十二万円となっている。
私立高校等生徒奨学事業費が百三十四億一千四百五万円減の二千三百五十万円万円となったことが減額の大きな要因。銀行に預託していた高校生の無利子奨学金を債務保証に切り替える制度変更によるもの。各校種に対する管理運営対策費補助金に関しては、二定補正予算案で措置する見通し。
新規事業をみてみると、二〇二〇年度からの高等教育無償化の事務費として一千三百七十五万円を計上した。
予算案の概要はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▼私立高校等就学支援事業費=七六二、九一九
▽就学支援金=七〇一、八四〇―高校等の授業料に充てるため、就学支援金を支給
▽奨学のための給付金=五四、三四八―年収二五〇万円未満の世帯に対して、学用品費等として奨学のための給付金を支給
▽学び直しへの支援=一、六〇三―高校などを中途退学した人が高校等で再び学び直す場合に、最長二年まで支援金を支給
▼私立高校等授業料軽減補助金=六五、三六〇―学校法人が行う私立高校等の授業料軽減事業に対する補助
▼私立学校被災生徒等就学支援事業費=七九三―北海道胆振東部地震や東日本大震災によって経済的理由から就学等が困難となった世帯の生徒などへの支援
▼私立高校等生徒奨学事業費=二、三五〇―団体が行う奨学金貸付事業の円滑な推進を図るための事務的経費に対する補助(四~七月分)
▼子育て支援対策事業費=二四、六〇九
▽幼児教育のための環境整備=一九、四二二
▽ICT化支援=四、〇二七
▽認定こども園等への移行支援=一、一五九
▼幼稚園等耐震化促進=四九、八〇〇―認定こども園へ移行予定の私立幼稚園(すでに移行した場合を含む)に対する園舎耐震化への支援
▽私立専門学校生経済的支援等事業費=四、七二七―国の専門学校生への効果的な経済的支援の在り方に関する実証研究事業を活用した経済的に就学困難な道内専門学校生に対する支援など
▽高等教育の無償化にかかる事務費(新規)=一、三七五―高等教育無償化(二〇二〇年四月~)の円滑な導入を図るための準備経費
▽国庫補助事業関連経費=一四七―事務費
道は、十五日開会の一定道議会に総額一千二百三十四万円の三十一年度総合教育関係予算案を提案した。前年度当初比一千七百八十三万円の減。
北海道未来人財応援事業費に一千八十四万円を措置したほか、道いじめ調査委員会の開催経費に五十四万円を計上した。
また、政策調整諸費に九十五万円を計上し、このうち総合教育会議開催費に三十万円、北海道未来人財応援基金運営費に六十五万円を充てている。
(道・道教委 2019-02-19付)
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