31年度市町村活動支援事業―道立図書館 バリアフリー資料貸出 仕事ナビブックスなど更新(道・道教委 2019-02-19付)
道立図書館の三十一年度市町村活動支援事業がまとまった。図書館活動支援の支援貸出事業では、事業貸出しとして貸し出す資料を新規購入。貸出リストに「バリアフリー資料見本セット」を追加した。また、図書館・学校連携支援の学校図書館サポートブックス事業では、学校の朝読、調べ学習などで活用できる本のセットのうち、「体力向上・スポーツブックス」「仕事ナビブックス」を一部更新した。
活動支援事業は、市町村立図書館や公民館図書室等の活動の活性化や、学校図書館への支援、子ども読書活動推進を図るもの。
「図書館活動支援」「図書館・学校連携支援」「研修支援」の三つを柱に支援事業を行っている。
三十一年度の事業概要はつぎのとおり。
▼図書館活動支援
▽運営相談事業=二〇市町村程度
市町村図書館等や教育委員会を訪問し、助言や情報提供、事業企画の支援などを行う。相談形態などは実情に合わせて対応。
▽重点運営支援事業=一市町村
図書館の設置や読書活動の推進を図ろうとする市町村に対し、年間を通して重点的に支援。新刊書総計八百冊程度を貸し出すほか、複数の市町村活動支援事業を組み合わせて行い、活動全体の活性化を目指す。
▽支援貸出事業
①大量一括貸出し=四〇市町村程度
年間一千二百冊程度を上限として、一度に百~三百冊までの図書を数ヵ月単位で貸し出す。住民や学校への貸出しなどにも活用できる。
②事業貸出し=随時受付
大型絵本やしかけ絵本、外国語絵本など、子どもたちに人気がある資料を貸し出す。図書館まつりなどをはじめ、学校や保育所、健診会場で行う事業、ボランティア団体などが主催する事業で活用できる。新たに「バリアフリー資料見本セット」を追加。
▽出前講座(文学館連携講座)=三市町村程度
同館と道立文学館が連携し、図書館まつりなどの読書振興につながる行事に講師を派遣する。文学講座や絵本パフォーマンス、人形劇など。
▼図書館・学校連携支援
▽学校図書館運営相談事業=一〇市町村
市町村立図書館等による学校図書館への支援について、助言や情報提供を行う。
学校訪問に同行し、学校図書館の運営相談などを行うこともできる。
▽学校ブックフェスティバル事業=一五市町村
学校に同館の児童書・絵本を貸し出す。本は、すべて表紙を表にして床に広げ、その中から児童生徒に読みたい本を選んで借りてもらう。運営を通じて、市町村立図書館などと学校との連携促進を図る。
貸出期間は一ヵ月で、児童生徒数×十冊を目安に、五百~二千冊を提供する。
▽学校図書館サポートブックス事業=四四市町村
学校の朝読、調べ学習などで活用できる本をセットで貸し出す。中高生向け図書や授業に役立つ図書のセットも用意。前年度のセットに加え、「体力向上・スポーツブックス」「仕事ナビブックス」を一部更新した。
▼研究支援
▽相互協力促進事業=八地域程度
複数団体が合同で行う研修会・学習会等に、同館職員を講師として派遣。市町村の連携事例などの紹介やテーマに合った助言および情報提供などを行い、地域の相互協力の促進を支援する。
(道・道教委 2019-02-19付)
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