道立学校運営支援室と学校事務室　新年度に意見交換の場　事務改善へ全１４管内に設置―道教委

（道・道教委 2019-02-20付）

　道教委は新年度、事務改善のさらなる推進に向けて教育局の道立学校運営支援室と道立学校の事務室の職員が意見交換する場を各管内に設けることを検討している。効率的・効果的な業務処理の在り方、道立学校事務職員の人材育成などに関する事項を対象とするもの。運営支援室と事務室双方の現状と課題について幅広く意見を交わし、今後の対応策等を探っていく。実施時期は未定で、今後、調整を進めていく。

道公立学校事務長会は二十九年一月、道立学校の事務作業の改善状況を分析し、課題解決の方策を示す「道立学校の事務改善に関する提言」を道教委に提出。業務の効率化・省力化を進める上で、各教育局の道立学校運営支援室と道立学校の事務室の連携が必要不可欠とし、業務改善に向けた情報交換を定期的に行う「事務改善推進会議」の設置を提案した。

　これを受けて道教委は、本年度、上川・日高両教育局で運営支援室と事務室の業務内容を検証するモデル会議「管内道立学校事務改善検証会議」を設置。

　教育局と道立学校の業務分担の見直し、学校事務職員の人材育成、ＩＴシステムの見直しなどを協議してきた。

　取組の成果を踏まえ、新年度は各管内において、運営支援室と事務室の職員が意見交換を行う場を設けることを検討。

　双方の業務の現状と課題、今後の対応などについて共通理解・認識を図り、さらなる業務改善を進めるために必要な事項などを協議する。

　協議の場では、効率的・効果的な業務処理の在り方、道立学校事務職員の人材育成に資する取組などに関して情報や意見を交換する見通し。

(道・道教委 2019-02-20付)