十勝局グローバル人材育成プロジェクト 外国人向けリーフ制作へ 帯広緑陽高生ら観光客と交流
(道・道教委 2019-02-22付)

 【帯広発】十勝教育局は十三日、新得町内のクラブメット北海道サホロで、「グローバル人材育成プロジェクト」外国人観光客との交流プログラムを開いた。道教委が進める高校英語力向上事業の一環。生徒は外国人向け観光リーフレットを製作するため、外国人観光客に英語でインタビューした。

 交流プログラムは高校英語力向上事業の一環。タイプⅠ(外国人旅行客に対応する)指定校の帯広緑陽高校、協力校の帯広三条高校、芽室高校、幕別高校、鹿追高校、広尾高校から、外国人観光客との交流に関心をもつ生徒三十人が参加した。

 本年度初めての取組で、生徒による「世界から見た十勝の魅力」をテーマとした観光リーフレットの製作が目的。

 「話すこと」の能力を高める授業実践を踏まえ、英語を活用する場面を設定し、英語によるコミュニケーション能力の向上を目指した。

 これまでに製作たちは、観光リーフレット製作に向け、各校で「自分たちの考える北海道・十勝の魅力」についてディスカッション。

 訪日外国人へのインタビュー調査に向けた質問事項を検討するなど、フィールドワークに向けた準備を進めてきた。

 当日は、高校教育指導班の鈴木亮介指導主事が趣旨と注意事項を説明した。

 配布したシートに、外国人が感じているであろう北海道・十勝の魅力を予想させて記入。二人一組で「本時を通して養いたい能力・身に付けたい力」について交流させ、目的意識をもたせた。

 生徒は、外国人の従業員や観光客が多く滞在するクラブメット北海道サホロで、インタビュー調査。英語で出身地や滞在目的を聞いたほか、「What is food do you recommend?」などと、好きな食べ物や場所など北海道ならではの魅力を聴き取るため、コミュニケーションを取った。

 今後、観光リーフレットを作成し、十勝管内の空港、駅、ホテルなどに設置を依頼するとともに、「地域の魅力」についてディスカッションを行う。

(道・道教委 2019-02-22付)

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