超勤解消へ全力を傾注 北教組が第122回中央委員会(関係団体 2019-03-05付)
組織の強化・拡大などを盛り込んだ特別決議を採択
北教組は二月二十七日、札幌市内の道教育会館で第百二十二回中央委員会を開いた。「超勤・多忙化解消、勤務時間短縮、諸権利定着・拡大、労働基本権確立のたたかい」などを盛り込んだ「当面闘争推進ならびにスローガン」を決定。改訂学習指導要領と対決する自主編成運動など組織の強化・拡大を進める特別決議を採択した。あいさつした信岡聡中央執行委員長は、超勤解消に向け全力で取り組む考えを表明した。
開会に当たり、信岡中央執行委員長があいさつ。学校における働き方改革に関する中央教育審議会の答申、文部科学省の「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」の問題点を指摘。導入に向けて準備が進められている一年単位の変形労働時間制に関しては、長時間労働の容認に伴い、超勤に拍車をかける可能性を懸念した。
その上で、勤務・教育条件の抜本的な改善を要求するとともに、院内外の運動を継続して強化する必要性を強調。超勤解消に向けて全力で取り組んでいくことを示した。
議事に移り、第四号議案「当面闘争推進ならびにスローガン」を決定。「たたかいの具体的なすすめ方」として、「学習指導要領に対決するとともに、新年度に向け、職場教研体制を確立し、私たちが目指す学校五日制の確立に向けた教育課程の自主編成を推進する」「超勤・多忙化解消を目指すとともに、勤務・教育条件改善のたたかいを進める」などを盛り込んだ。
最後に、給特法の廃止など超勤・多忙化解消、改訂「学習指導要領」と対決する自主編成運動、「一千人組織拡大運動」など組織の強化・拡大を進める方針を示す特別決議を採択した。
(関係団体 2019-03-05付)
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