不登校の取組、点検と見直しを　必要に応じ指導助言　国研が指導主事向けに

（道・道教委 2019-03-13付）

　国立教育政策研究所は、各校に不登校の取組の点検・見直しを促す指導主事向け資料を作成した。「不登校の数を継続数・新規数に分ける」「継続数・新規数の傾向を知り、取組の違いを確認する」など五つのパートで記述。教育委員会指導主事が必要に応じて各校に点検・見直しすべき点を指導助言するための具体的な方法を示している。

　二十八年九月の文部科学省の通知は、学校等の取組の充実として「不登校が生じないような学校づくりの推進」を示している。

　資料では、教育委員会指導主事が不登校児童生徒の減少につながる取組内容を正しく理解し、状況を把握した上で、必要に応じて各校に点検・見直しすべき点を指導助言するための具体的な方法を明記した。

　具体的には、①不登校の数を継続数・新規数に分ける②継続数・新規数の傾向を知り、取組の違いを確認する③実際の継続数・新規数をもとに、指導助言の内容を考える④年度当初に準備できる内容をあらためてまとめる⑤年度途中の状況を調査でつかみ、指導助言に生かす―の五つのパートに分けて記述。指導助言メモの作成方法やその様式例などを示した。

(道・道教委 2019-03-13付)