今後さらなる活躍期待　胆振局が道教育実践表彰伝達式

（道・道教委 2019-03-11付）

拓進小の奈良校長（中央）

　【室蘭発】胆振教育局は二月二十七日、三十年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。佐野秀樹局長が苫小牧市立拓進小学校と苫小牧市立大成小学校を訪問。学校表彰を受賞した拓進小学校の奈良秀夫校長と、教職員表彰を受賞した大成小学校の梅田絵里子教諭に表彰状を手渡し、功績をたたえた。

　三十年度道教育実践表彰では、胆振管内から学校表彰で拓進小、教職員表彰で大成小の梅田教諭が受賞した。

　拓進小は、二十八年度から道教委の学力向上に関する総合実践事業の実践指定校として、チームで若手教員を育成する体制の整備や、授業改善・家庭での学習習慣の定着に向けた指導の在り方について共通理解を図るなど、児童の学力向上のための組織的な取組に大きな成果を上げている。

　また、校内・地域教職員研修促進費にかかる地域連携研修の主体校として、授業公開などによる自校教育実践の発信、近隣校との連携・協働による地域全体の授業改善推進に努めるなど、その実践が高く評価されている。

　大成小の梅田教諭は、苫小牧市の小学校外国語活動巡回指導員として、市内の小学校十六校を週一回ずつ巡回し、授業力向上に向けた指導助言や模範授業を実施するなど、外国語活動・外国語の指導力向上に努めている。

　また、市教育研究所の授業改善アドバイザー、授業改善スーパーバイザーのほか、グローバル化に対応した英語教育指導力向上研修の講師を務めるなど、管内の教員の指導力向上に向けた実践が高く評価されている。

　伝達式では、佐野局長が奈良校長と梅田絵里子教諭に表彰状を手渡し、その栄誉をたたえるとともに、さらなる活躍に期待を寄せた。

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大成小の梅田教諭（中央左）

(道・道教委 2019-03-11付)