温根湯小・中を義務教育学校に―北見市教委　２０２０年度開校へ　準備委で校名など検討

（市町村 2019-03-28付）

　【網走発】北見市教委は、温根湯小学校と温根湯中学校を統合し、義務教育学校として二〇二〇年度に開校する方針だ。校舎は温根湯中を活用し、二〇一九年度中に改修する。今後は、統合準備委員会を立ち上げ、学校名や校章などについて検討を進めていく。

　児童生徒数の減少が続く両校の存続に向けた動きについては、昨年三月、両校のＰＴＡ会長や地域関係団体が連名で温根湯地域の子どもたちの環境整備に関する要望書を市長に提出。中で、「温根湯小学校と温根湯中学校の統合および中学校を存続校舎とした大規模改修による学習環境の整備」などを盛り込み、義務教育学校を視野に入れた統合などを求めた。

　市教委は、そうした地域の要望や小中一貫教育の重要性などを踏まえ、義務教育学校として統合する方向性を固めた。教育委員会会議での議決や条例改正などを経て、近く正式決定する見通し。

　校舎は温根湯中を活用。二〇一九年度中に改修を進め、二〇二〇年度の開校を目指している。

　今後は、温根湯地域ＰＴＡ協議会が中心となって統合準備委員会を立ち上げる。同会役員や両校の教職員、自治会役員などを構成員とし、学校名、校歌、校章、ＰＴＡ組織などを検討する。

　教育目標や教育課程については、両校の教員が作成を進めていく。

(市町村 2019-03-28付)