札幌市石山緑小が開校式挙行　たくましく学ぶ子育てる　安藤校長　教育目標を説明

（学校 2019-03-29付）

８００人が開校式に臨んだ

　札幌市立石山緑小学校（安藤九一校長）は二十六日、同校で開校式を挙行した。関係者約八百人が出席。式辞に立った安藤校長は新しい時代を子どもたちがたくましく生きられるように「教職員一同、力を合わせ全力で取り組んでいく」と意気込みを述べた。

　石山緑小は、石山小学校と石山南小学校を統合し、石山小敷地内に設置した新設校。学級や学年の枠にとらわれずに学習できる広々としたワークスペースを普通教室前に設けたほか、少人数指導や視聴覚対応の多目的室を設置し、多様な学習活動に応えられる施設とした。

　学校教育目標に「未来を見つめ　たくましく　人間性豊かに　学び続ける子」を、経営の重点に「よさを伸ばし、仲間とともに主体的に活動する子どもの育成」「子どもが楽しく安心して学べる教育環境づくり」の二点を掲げている。

　当日は、児童や来賓、保護者など合わせて約八百人が出席した。

　式辞に立った安藤校長は開校に至る経緯にふれたほか、「バランスの取れた知・徳・体」「豊かな人間性」などの獲得に向け、いつまでも学び続ける人に育つことを願って学校教育目標を設定したことを説明。新しい時代を子どもたちがたくましく生きられるように「教職員一同、力を合わせ全力で取り組んでいく」と意気込みを語った。

　また、児童に対しては四月から新たな生活がスタートすることから「みんなで一緒にすてきな学校をつくろう」と呼びかけた。

　来賓祝辞に立った札幌市教委の長谷川雅英教育長は、学校施設の概要にふれたほか、児童に対して仲間と絆を深め、ともに学び、石山の新たな伝統や未来を築くことを求めた。

　続いて、児童代表として新六年生の神代真緒さんと加藤美結さんが登壇。「最高のスタートを切るために夢を描こう」「何事にも恐れずどんどん挑戦していこう」「色鮮やかなあしたに向かって、きょうから石山緑小の歴史をつくっていこう」などと呼びかけた。

　校章紹介のあと、校歌「緑のマーチ」を制作した大黒摩季さんからのビデオメッセージを上映。大黒さんは校歌の歌詞の意味を説明したほか、児童に対して「新しい学校を楽しんでほしい」と呼びかけた。

　このあと、校歌を斉唱した。

(学校 2019-03-29付)