新たな歴史へ１０２人が一歩　幕別清陵高　開校式・第１回入学式

（学校 2019-04-12付）

佐藤教育長（右）が澤田校長に校旗を手渡した

　【帯広発】幕別清陵高校（澤田慎也校長）は9日、同校で開校式および第1回入学式を開いた。新入学生102人と来賓、保護者合わせて約320人が出席。道教委の佐藤嘉大教育長や飯田晴義幕別町長などが出席し、学校の新しい歴史のスタートを祝った。

　同校は本年度開校した新設校。私立の旧・江陵高校の施設を使用する道立高校として開校した。

　道教委の佐藤教育長は、開校宣言を行ったあと、校章の入った校旗を澤田校長に手渡した。

　あいさつに立った佐藤教育長は「幕別清陵高が新たな一歩を踏み出すに当たり、尽力された関係者の多大な努力に敬意と感謝を表する」と述べた。

　また、同校の教育目標やカリキュラムにふれた上で「自立の精神にあふれ、ふるさとへの誇りと愛着をもち、ともに支え合って、生徒の皆さんが新たな伝統をつくり上げることを心から期待する」とエールを送った。

　引き続き、入学式を執り行った。

　澤田校長は、来賓に感謝の気持ちを伝えるとともに、「夢や目標に向かって挑戦し、成長し続けて広い視野をもって自分をよくみつめ、人間的魅力と行動力を兼ね備えた若者へと成長することを期待する」と呼びかけた。

　また、「人とのかかわりの中で善悪を判断し、“すべきこと”と“すべきではないこと”を区別して、人間力としての基礎・基盤を養い、幸せに生きる力を身に付けた大人となることを希望する」と強調した。

　入学者宣誓では、代表生徒が新しい学校生活への意気込みと、素晴らしい学校をつくり上げていくことを誓った。

　来賓祝辞では飯田町長があいさつ。

　「皆さんの緊張し、引き締まった顔の中にやる気を感じる」とし、「将来、幸せな人になるための力を幕別の地で身に付け、人生を切り拓いていってほしい」と期待を寄せた。

　このあと、祝電祝文を紹介したほか、新しい校歌を披露して新しい学校の歴史のスタートを祝った。

(学校 2019-04-12付)