滝川高が実践型ＳＳＨ指定　科学技術系人材を育成　協働・共創カリキュラム研究

（学校 2019-04-12付）

　【岩見沢発】滝川高校（鎌田到校長）は、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール（ＳＳＨ）における実践型の指定を受け、31年度から5ヵ年計画で研究を推進する。25年度から展開してきた教育課程などの実践的な研究開発を継続して行うもの。研究開発課題名に「持続可能な社会を築く科学技術系人材を育成する“協働・共創カリキュラム”の研究開発」を掲げ、将来社会をけん引する科学技術人材の育成を目指す。

　ＳＳＨは、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の科学的能力や科学的思考力等を培うことで、将来社会をけん引する科学技術人材を育成するための取組。14年度から大学や研究機関等と連携して先進的な理数系教育を実施し、魅力的なカリキュラムを開発するなど、創造性豊かな人材育成に取り組んでいる。

　指定校は、先進的な科学技術、理科、数学教育に関する研究開発を、①開発型②実践型―のいずれかを選択して実施する。

　同校は、25～29年度まで、開発型指定校として研究を推進。30年度の1年間は経過措置を設け、継続した研究開発を進めてきた。

　本年度からは、これまでに展開してきた教育課程などの実践的な研究開発を行う実践型の指定校として研究を推進する。

　研究指定期間は、本年度から令和5年度までの5年間としている。

　研究開発課題名は「持続可能な社会を築く科学技術系人材を育成する“協働・共創カリキュラム”の研究開発」。持続可能な社会を築く科学技術系人材に必要な資質・能力を育成するため、①課題研究に必要な力を育成するプログラム開発②教科横断的な視点からの教科融合型の授業開発③必要な実践力を地域と協働して取り組むプログラム開発―からなる「協働・共創カリキュラム」の研究開発を行う。

(学校 2019-04-12付)