十勝小・中校長会が総会・研修会　新会長に芽室中の小澤氏　変革期に新しい学校経営を創造

（学校 2019-04-15付）

信頼を積み上げていく重要性を示した小澤新会長

　【帯広発】十勝小・中校長会は10日、幕別町内の十勝教育研修センターで31年度総会・研修会を開いた。役員改選で新会長に選出された芽室町立芽室中学校の小澤一記校長は「粘り強く課題解決に取り組み、信頼を積み上げながら、変革期の学校教育を創造していく活動を充実させていきたい」と抱負を語った。

　総会では、議長団の選任に続き、役員改選を行い、芽室中の小澤校長を新会長に選出した。

　あいさつに立った小澤会長は改訂された新学習指導要領が小学校では次年度から、中学校では2年後から完全実施となることにふれ、いじめや不登校、児童虐待と就学支援などを含めた子どもの貧困対策、教員の時間外勤務の縮減など喫緊の課題が山積していることを改めて確認。

　課題を踏まえ、本年度のテーマに「オール十勝で、信頼を積み上げ、新しい学校経営を創造する十勝小・中校長会」を掲げ、十勝教育局をはじめ十勝管内教育委員会連絡協議会、帯広市校長会、十勝管内小中学校教頭会などと密接に連携。「粘り強く課題解決に取り組み、信頼を積み上げながら、変革期の学校教育を創造していく、そのような活動を充実させていきたい」との方針を示した。

　引き続き、十勝教育局の大橋則之局長があいさつ。働き方改革の要点として、勤務時間管理の徹底、学校が担う業務の明確化・適正化、ミドルリーダーのリーダーシップが発揮できる組織体制の整備を挙げた。「管内の学校長においては、強いリーダーシップを発揮し、自信と誇りをもって経営にまい進していただきたい。教育局として各学校教育活動をサポートしていくことを通じて、皆さんとの信頼関係を深めていきたい」と呼びかけた。

　このあと、前年度会務報告を行ったあと、議事に移り、本年度の活動計画や会計予算などについて審議。当面する学校運営上の課題について研修を深めた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝小澤一記（芽室町立芽室中・新）

▽副会長＝山田洋（幕別町立幕別小・新）、横山利幸（浦幌町立浦幌小・新）

▽事務局長＝喜多敦（幕別町立幕別中・新）

▽事務局次長＝長江教貴（足寄町立足寄中・新）

▽会計長＝沼田拓己（音更町立音更小・新）

▽会計次長＝髙瀨悟史（新得町立新得小・新）

▽監査＝原見寿史（音更町立下音更小）、大熊孝史（中札内村立中札内小）、大庭奈穂子（音更町立昭和小）

(学校 2019-04-15付)