運動方針　６つの進め方確認　札幌市高教が定期大会　生活・権利擁護の取組など

（関係団体 2019-04-12付）

２０１９年度の運動方針などを決めた

　札幌市立高校教職員組合（＝札幌市高教）は3月中旬、道教育会館で第52回定期大会を開いた。2019年度の運動方針を決めたほか、「生活と権利の擁護に向けた取組」「教育条件整備・民主教育確立に向けた取組」など6つの運動の進め方を確認。役員改選では高瀬敏樹執行委員長と佐々尾知書記長を再任した。

　冒頭、高瀬執行委員長があいさつ。

　中央教育審議会の答申で示されたガイドラインと給特法との矛盾にふれた上で「学校における働き方改革は教員のためだけではなく、その教員に学ぶ子どもたちのためにも、今まさに思い切った見直しを進めるべき」と訴えた。

　来賓あいさつのあと、議事では18年度の活動経過を報告したほか、19年度の運動方針、予算、役員を決定した。

　19年度の運動について、佐々尾書記長は組織拡大の重要性にふれるとともに「市労連の一員として、組合員の勤務条件の改善とその家族の生活を守るための活動に全力を注ぐ」と述べた。また、学校の働き方改革に向けて、超過勤務解消につながる具体的な改善策を要求することを強調した。

　質疑では、授業時数確保にかかわって、教育課程の編成権が侵害されることへの懸念や、在校時間把握に関して、集計結果に基づいた具体的な方策を示させるよう要望が出された。

　役員改選では高瀬執行委員長と佐々尾書記長を再任した。

　2019年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽執行委員長＝高瀬敏樹（市立札幌旭丘高教諭）

▽副執行委員長＝野村富之（市立札幌藻岩高教諭）、甲斐一成（市立札幌大通高教諭・新）

▽書記長＝佐々尾知（市立札幌啓北商業高教諭）

▽書記次長＝成田厚博（市立札幌平岸高教諭・新）、武田考介（市立札幌清田高事務職員）

(関係団体 2019-04-12付)