体育専科教員配置校の体力合計点―道教委調査　男女とも全国平均以上　握力やソフトボール投げなど

（道・道教委 2019-04-16付）

体育専科教員配置校の３０年度児童質問紙調査（クリックすると拡大表示されます）

　道教委の調査によると、体育専科教員配置校における30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査体力合計点の平均値は、男子55・07点、女子56・48点といずれも全国平均を上回ったことが分かった。種目別では、握力、ソフトボール投げなど男子と女子いずれも6種目で全国平均以上。児童質問紙調査で「授業の始めに授業の目標が示されている」「授業の最後に振り返る活動を行っている」と回答した割合も、全国平均を大きく上回った。

　体育専科教員配置校における体力合計点の平均値をみると、男子は55・07点、女子は56・48点となった。

　全国平均値を上回った種目は、小学校の男子、女子ともに8種目中の6種目。いずれも「握力」「ソフトボール投げ」「立ち幅とび」「反復横飛び」「長座体前屈」「上体起こし」。

　児童生徒質問紙調査では「授業の始めに授業の目標が示されている」と回答した児童の割合が男子58・1％、女子60％となり、全国平均よりそれぞれ7・5ポイント、11・6ポイント高い。

　このほか、「授業の最後に振り返る活動を行っている」「友達同士やチームの中で話し合う活動を行っている」と回答した割合も男女ともに全国平均以上。一方で「体育（保健体育）授業以外における1週間の総運動時間が60分未満」との回答は、全国と比較して男子が少なく、女子が多かった。

　道教委は、『30年度体育専科教員活用事業実践概要報告書』を作成した。体育専科教員の30年度配置校である小学校37校の実践と成果を掲載。「各学校の体育授業の充実や体力向上の取組の参考になれば」と活用を呼びかけている。

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(道・道教委 2019-04-16付)