渡島局独自　授業改善プロジェクト　在籍校３回訪問し助言　指導主事と教員　同じ目線で

（道・道教委 2019-04-25付）

授業改善プロジェクト（高校）（クリックすると拡大表示されます）

　【函館発】渡島教育局は、本年度から初めて実施する管内の授業力向上を図る局独自事業「授業改善プロジェクト」の内容をまとめた。義務教育指導班と高校教育指導班の指導主事が、対象教員の在籍校を３回訪問し、指導助言・協議内容を取り入れた授業を展開することで、教員の資質・能力向上を図る。

　事業は、指導主事による集中的な学校訪問を通して、教員の授業改善に向けた意欲高揚を図り、課題を明確にして授業の改善・充実を図ることで、管内の児童生徒の学力向上を図ることが目的。

　小・中学校では、教員経験が３～１０年程度、中堅教員等資質向上研修を受講していない教諭が対象。指導主事が対象教員の授業を参観し、次時に向けた協議・指導助言を「５～７月」「８～１２月」「１～３月」の、いずれかの期間内で３回実施する。

　実施校については、各期間ごとに各市町１校まで。各市町教委から提出される調査票を集計後、５月１５日以降に決定していく。

　高校では、管内の公立学校から国語・数学・英語の科目ごとに３校を指定。指導主事が５月から学校を訪問し、授業づくりに関する協議や授業参観を１０月までに３回実施する。

　その後、校内研修や管内の教科研究会での成果発表などを通して、学校・管内全体の指導力向上を目指す。指定校については、調査票集計後に通知する。

　箕浦真人教育支援課長は「指導主事と教員が、同じ目線でより良い授業づくりを進めていけるようにしたい」と話している。

(道・道教委 2019-04-25付)