高校配置地域別検討協議会檜山学区―道教委　３間口募集の継続を

（道・道教委 2019-05-13付）

今後の配置計画について意見を交わした

　【函館発】道教委は４月下旬、檜山合同庁舎で公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。管内各町の教育長や小・中・高校の校長など３１人が出席。本年度から４年度にかけて６８人の中卒者数の減少が見込まれることから、管内の４校いずれかで１学級減とする可能性が示された。協議では、江差高校と檜山北高校の３間口募集継続を求める声が上がった。

　開会に当たり、檜山教育局の相内修司局長があいさつ「全道各地域で中卒者数が減少しており、高校においても統合は避けて通れない」と強調した上で、「各校の学校運営が充実するよう協力してほしい」と呼びかけた。

　続いて、高校教育課の岡本浩一主査が、これからの高校づくりに関する指針や小規模総合学科校等の高校魅力化事業、通学費等補助制度について説明した。

　このあと、高校教育課の櫻井良之配置・制度担当課長が管内における中卒者数の進路動向や今後の配置計画を説明。本年度から４年度にかけて合わせて６８人の中卒者数の減少が予想されることから、４年度に４校のいずれかで「１学級減になる可能性がある」とした。

　説明終了後の協議では、本年度の２次募集後に１学級減となった江差高と檜山北高の「３間口による募集の継続」を求める声が多く上がった。

　櫻井課長は２校の３間口募集について「２間口の募集定員を超えるようであれば、基本的には３間口での対応も考えていく」と回答した。

(道・道教委 2019-05-13付)