高校特別支援教育支援員の配置校―道教委 岩見沢東など13校に 6月調査で追加配置検討(道・道教委 2019-05-09付)
道教委は、高校における特別支援教育支援員配置事業の本年度配置校に岩見沢東高校など新規3校を含む13校を決めた。毎年2月と6月に実施する「教育上特別な支援を必要とする生徒の状況および支援の状況の把握」の調査結果を踏まえ決定したもの。支援員は、教育上特別な支援を必要とする生徒に対して、学習面、生活面等の支援などを行う。6月調査に基づく9月配置については、調査結果を踏まえ、必要に応じて追加配置を検討する。
事業は、高校における特別支援教育の充実を図るため、発達障がいを含む障がいのある教育上特別な支援を必要とする生徒が在籍する道立高校に特別支援教育支援員を配置するもの。平成25年度から実施している。
毎年2月と6月に実施する「教育上特別な支援を必要とする生徒の状況および支援の状況の把握」調査結果を踏まえ、教育上特別な支援を必要とする生徒の人数や支援の内容、教員の配置数などを考慮し、きめ細かな個別の支援を行うことが難しい状況にある学校を支援員配置校として指定する。
支援員は、①教育上特別な支援を必要とする生徒に対して、学習面、生活面等の支援を行う②教育上特別な支援を必要とする生徒への面談を行うなどして、生徒の状況を把握し、きめ細かな個別の支援に努める③対象となる生徒の状況や活動内容を校長に報告するとともに、教職員に周知し、共通理解を図る④特別支援教育コーディネーターと連携を図り、校内研修の講師など、特別支援教育を推進するための理解啓発にかかる支援を行う⑤そのほか、これら業務に関連して校長が定める業務を行う。
支援員配置校は、教育上特別な支援を必要とする生徒への支援の在り方などについて検討し、取組の改善・充実を図るため、特別支援教育推進委員会を設置する。なお、既存の校内委員会の活用も可能だが、委員には、必ず支援員を加えることとしている。
また、支援員が行う支援の成果や課題について、可能な限り客観的な把握・検証を行い、支援内容の改善・充実に努める。
さらに、支援員と連携して、対象となる生徒の個別の教育支援計画や個別の指導計画の作成に努め、教職員間で共有したり、保護者や関係機関と連携し、活用したりするなどして、生徒の指導や支援の充実を図る。
このほか、生徒の障がいについて理解を深めるとともに、教員の指導力の向上を図るため、近隣の特別支援学校と連携・協力し、生徒との交流、共同学習および教員との合同研修等を実施することができる。
6月調査に基づく9月配置については、調査結果によって各学校の状況を把握し、必要に応じて追加配置を検討する。
2月調査に基づく本年度配置校はつぎのとおり。
▽岩見沢東(新規)
▽札幌国際情報
▽千歳北陽
▽恵庭南定時制
▽小樽桜陽
▽追分
▽名寄(新規)
▽北見北斗
▽訓子府
▽帯広柏葉(新規)
▽更別農業
▽阿寒
▽釧路湖陵定時制
(道・道教委 2019-05-09付)
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