高校配置計画検討協議会後志学区―道教委　２２年度０～１学級調整　２３年度以降は１～２学級

（道・道教委 2019-05-08付）

公立高校配置の在り方などについて意見交換した

　【小樽発】道教委は４月２３日、後志合同庁舎で本年度第１回公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。後志管内の各市町村教委教育長、公・私立高校長、小・中学校長、ＰＴＡ会長ら約９０人が出席し、管内公立高校の配置の在り方などについて意見を交わした。

開会に当たり、後志教育局の櫻井康雄局長があいさつ。

　「急速な中学校卒業者数の減少によって、高校の小規模化が進む中、高校の再編は避けて通ることのできない重要な課題」とした上で、今後の特色ある高校づくりや適正な高校配置について「教育水準を維持し、活力ある教育活動を展開する観点に立って、これからの高校づくりに関する指針に基づき進めていきたい」などと述べた。

　続いて、道教委高校教育課の髙橋宏明主幹と福士兼太郎主査が公立高校配置計画の考え方、各通学区域ごとの現状および課題などについて説明した。

　後志学区については、２０２０年度に小樽桜陽高校で１学級減、岩内高校で事務情報科を地域産業ビジネス科に学科転換後、単位制を導入することを確認したほか、２２年度に０～１学級の調整、２３～２５年度までの４年間に１～２学級の調整が必要となる見通しを示した。

　このあと、出席者と意見交換。

　定時制課程や小規模校の存続、私立高校に配慮した定員調整、全道的な範囲での生徒募集などに関する質問や意見、要望が寄せられた。

(道・道教委 2019-05-08付)