道教委が高校配置計画検討協議会―空知管内　南・北１～２学級調整　５～８年度学級数見通し

（道・道教委 2019-05-15付）

空知南学区の協議会には約５０人が出席した

　【岩見沢発】道教委は４月下旬、空知管内２会場で第１回公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。南学区は空知合同庁舎、北学区は深川市経済センターで開催。令和５～８年度までの見通しとして、両学区とも１～２学級の調整が必要になることを示した。

　ＰＴＡ分科会に続いて開かれた全体会では、空知教育局の竹林亨局長があいさつ。

　急速な中卒者数の減少によって道内高校の小規模化が進んでいることにふれ、「再編は避けて通れない重要な課題」と強調。活力ある教育活動の展開に向けて理解と協力を求めた。

　続いて、高校教育課の岡本浩一主査が「これからの高校づくりに関する指針」の概要を説明。櫻井良之配置・制度担当課長は、高校配置計画の基本的な考え方を伝えた。

　空知南学区では、中卒者が４年度に２５人、５～８年度で５６人の減が見込まれることを説明。４年度でゼロ～１、５年度からの４年間で１～２学級の調整が必要との見通しを示した。

　空知北学区については、４年度に４９人の増、５～８年度で７１人の減が見込まれており、それぞれ１～２学級の調整が必要とした。

　協議では出席者から、「地元に学校を残してもらうことが一番の要望」「保護者や高校生の意見を聞く機会を設けてはどうか」などの意見が寄せられた。

(道・道教委 2019-05-15付)