道公立学校事務長会が総会等開く　新会長に札幌養護・坂井氏　９月に研究協議会開催

（関係団体 2019-05-23付）

坂井秀昭新会長

　開会に当たり、阿部雅一会長があいさつ。①人材育成に関する取組②事務改善③会計事務の適正執行―の３点にふれ「各関係団体と連携し、課題に取り組むとともに、学校現場の現状や思いをしっかりと伝えることが重要」との考えを示した。その上で、事務長の専門的知識を発揮し、教育分野全体を見通した学校運営に取り組むよう求めた。

　続いて、道教委の土井寿彦総務政策局長、道高校長協会の宮下聡会長、道特別支援学校長会の堀川厚志副会長がそれぞれ来賓あいさつした。

　議事に移り、本年度の事業計画を審議。９月１２～１３日に、ホテルライフォート札幌で第３７回道公立学校事務長研究協議会を開催することなどを決めた。

　また、事務改善による学校事務の効率化・省力化の推進および課題の改善策について調査研究を引き続き行うほか、事務長の資質向上および昇任候補者、初任者等の効果的な人材育成等にかかる調査研究を進める。

　このほか、調査研究推進委員と本部調査研究部との連携強化および調査研究活動の活性化を図ることを目的とした調査研究推進委員研究協議会を１１月８日にホテルライフォート札幌で開くことを盛り込んだ。

　役員改選では、新会長に札幌養護の坂井事務長を選出。

　坂井新会長は「一つ一つの課題に対して主体的に取り組むなど、会員と協力しながら全力で職務を遂行したい」と抱負を述べた。

　このあと、研究協議Ⅰとして、全国公立学校事務長会活動状況を報告。

　２日目は研究協議Ⅱとして、調査研究部による研究発表を行ったほか、小樽サンモール一番街商店街振興組合イベント部会委員長の荒澤之博氏が「ふるさとづくりの取り組み～おたる屋台村レンガ横丁からストリートピアノへ」と題して講話した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝坂井秀昭（札幌養護・新）

▽副会長＝中野肇（真駒内養護）、安住順子（札幌白石高・新）、山寺勝宏（札幌東高・新）

▽事務局長＝鈴木貴之（苫小牧東高・新）

▽監事＝温泉永一（市立札幌開成中等教育・新）、佐藤義人（札幌北陵高・新）

(関係団体 2019-05-23付)