道特協が総会・研修会開く　新会長に三戸氏選出　オホーツク大会の成功を

（関係団体 2019-05-23付）

三戸奉幸新会長

　道特別支援学級設置学校長協会（＝道特協）は１７日、札幌サンプラザで令和元年度定期総会・研修会を開いた。第４４回経営研究大会オホーツク大会（１０月３０日・１１月１日、ホテル黒部、北見市芸術文化ホール）の開催など、本年度活動方針・重点を決定。役員改選では、新会長に札幌市立新川中央小学校の三戸奉幸校長を選任した。

　三谷和会長があいさつ。教員の専門性向上、特別支援学級担当教員の研修体制の確立などの課題を示し、特別支援学級担当教員の特別支援学校教諭免許状の保有率向上のため、各地域の校長が地域の自治体と連携した取組を進める必要性を指摘した。

　続いて、道教委の上林宏文教育指導監が登壇。校種間の連携や教員の専門性の向上が今後一層求められるとし、家庭・教育・福祉間の連携や、個別の教育支援計画作成の一層の促進を呼びかけた。

　研修会では、道立特別支援教育センターの小原直哉所長が「特別支援教育の動向と直面する課題」と題して講演。また、道教委特別支援教育課の熊谷誠主幹が所管事項について説明した。

　議事に移り、本年度の活動方針、活動計画を決定。

　活動方針の重点として、「特別支援教育の充実・発展を図る学校経営の充実に努める」「職能の向上のための研鑚を深める」「会員相互の連携や５ブロック２５地区の活動の充実・発展に努める」「関係機関・関係諸団体との連携」「第５７回全国研究協議会北海道大会の準備」の５点を提示。

　活動計画では、第４４回経営研究会オホーツク北見大会を１０月３１日・１１月１日にホテル黒部、北見市芸術文化ホールで開催するほか、８月３０日に札幌市特別支援学級設置学校長協会と合同で研修会を開催することとした。

　また、来年度開催の全国特別支援学級設置学校長協会全国研究協議会・第４５回道特協経営研究大会函館大会主題・研究テーマに向け、研究を推進することを決定した。

　役員改選では、新会長に札幌市立新川中央小の三戸校長を選任。「全会員の皆さんと手を携え、インクルーシブ教育システムの構築、道内特別支援教育の充実・発展に向け、関係機関、団体などと連携協力しながら寄与したい」と述べ、オホーツク北見大会の成功へ協力を呼びかけた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝三戸奉幸（札幌市新川中央小・新）

▽副会長＝白川典洋（札幌市米里小・新）、丹生谷真司（札幌市新陵中・新）、池田哲也（札幌市ひばりが丘小）、打矢和美（小樽市望洋台小・新）、田丸直樹（旭川市啓北中）、三浦務（函館市神山小・新）、佐藤彰芳（苫小牧市緑陵中・新）、佐藤健二（釧路市鶴野小・新）、石塚洋司（紋別市紋別小・新）

▽監事＝小松田靖（札幌市北陽中・新）、三谷和（札幌市白石小・新）、村山浩（石狩市南線小）

▽理事長＝猪股嘉洋（札幌市新陵小・新）

▽副理事長＝佐藤正行（札幌市中の島小・新）

(関係団体 2019-05-23付)