オホーツク教育研究団体連絡協議会　新会長に小野校長　個々の「強み」共有し職能向上

（関係団体 2019-05-23付）

活動の充実に決意を示す小野新会長

　【網走発】オホーツク管内教育研究団体連絡協議会は１７日、網走地方教育研修センターで令和元年度総会・研修会を開いた。来年１月に研究団体活動状況報告会を開くなど、本年度の事業計画を決定。役員改選では、新会長に網走市立東小学校の小野祥秀校長を選出した。

　冒頭、平野真奈美会長があいさつ。本年度は新採用教員が大幅に増加し、多くの学校に初任段階教員が配置されていることから、「若手を育てるためには、学校の枠を超えて多種多様な仲間と学び合う教育研究団体が役に立つ」と重要性を強調。「本年度も多くの若い先生が教育研究団体に入り、学びの場を増やせるように声をかけ合ってほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、網走地方教育研修センターの渋谷高広所長が、管内の研修の充実に向け、「研修センターと教育局と教育研究団体で情報交換を進めていきたい」と述べた。

　続いて、オホーツク教育局の遠藤直俊教育支援課長が「オールオホーツクで取り組む授業改善」と題して講話。教育局と教育研究団体の連携を推進する意欲を示した。

　議事に移り、平成３０年度事業報告を行ったほか、本年度事業計画や予算案などを審議。各教育研究団体のＰＲ誌を初任段階教員研修で配布するほか、来年１月２９日に網走市内オホーツク・文化交流センターで研究団体活動状況報告会を開くことを確認した。

　役員改選では、新会長に小野校長を選出。小野新会長は、年代や学校種を問わず幅広い人々が教科指導、職能向上に努めているという管内教育研究団体の強みを挙げ、「それぞれのもつ強みをいかに共有していくかが一層求められている」と強調。活動の充実に尽力していく考えを示した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝小野祥秀（網走市立東小校長・新）

▽副会長＝田中浩樹（網走市立第三中校長）、加藤弘一（網走市立呼人小中校長・新）

▽監査＝佐藤雅美（網走市立南小校長・新）、平田和史（網走市立第四中校長）

▽事務局長＝辻正樹（網走市立第一中教頭・新）

▽事務局次長＝小原裕二（網走市立潮見小教頭・新）

(関係団体 2019-05-23付)