道教委が高校配置計画検討協議会　西４～５、東１～２調整　５～８年度学級数見通し　胆振管内２会場で

（道・道教委 2019-05-23付）

特色ある高校づくり・高校配置に向け協議

　【室蘭発】道教委は１０日、胆振管内２会場で第１回公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。胆振東学区は苫小牧市教育・福祉センター、胆振西学区はむろらん広域センタービルで開催。西学区においては、令和５～８年度までの見通しとして、４年間で４～５学級、東学区では４年間で１～２学級の調整が必要となることを示した。

　全体会に先立ち、ＰＴＡ分科会を実施。中卒者数の減少への対応や修学を支援する制度、生徒の多様な学習ニーズへの対応などについて説明した。

　全体会では、胆振教育局の佐野秀樹局長があいさつ。本道における中卒者数の急速な減少によって高校の小規模化が進む中、「高校の再編は避けて通ることのできない重要な課題」と指摘。昨年３月に策定したこれからの高校づくりに関する指針に基づき「今後も特色ある高校づくり・高校配置を進めたい」と述べた。

　このあと、道教委高校教育課担当者が公立高校配置計画の考え方について、通学区域ごとの現状および課題などを説明した。

　胆振西学区の見通しでは、４年度の中卒者数が３３人増で「０～１学級の調整」、５～８年度では２０７人減となり「４年間で４～５学級の調整」とした。

　胆振東学区については、４年度が４１人増で「０～１学級の調整」、５～８年度が６８人減で「４年間で１～２学級の調整」と説明した。

(道・道教委 2019-05-23付)