道教委が高校配置計画検討協議会 南6~7、北1~2調整 5~8年学級数見通し(道・道教委 2019-05-24付)
上川南学区は4年度に1~2学級調整が必要となる
【旭川発】道教委は4月下旬、上川管内2会場で、第1回公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。市町村教委や公・私立高校、小・中学校、PTA関係者など、上川南学区71人、上川北学区31人が出席。令和5~8年度の見通しとして、南学区で6~7学級、北学区で1~2学級の調整がそれぞれ必要であることを示した。
旭川市内の上川合同庁舎で開かれた南学区の協議会には71人が出席した。
道教委の担当者が高校配置計画の見通しについて説明した。3年度については、旭川西高校普通科と旭川商業高校の1学級減を検討。4年度に関しては、学区全体で85人の中卒者数の増が見込まれることから、これまでの定員調整や欠員の状況なども考慮して1~2学級の調整を検討していく必要性を示した。
また、5~8年度について、学区全体で349人の中卒者数の減が見込まれており、特に、5年度は176人の大幅な減少が予測されている。
このため、4年間で6~7学級の調整を図るとともに、旭川市・市周辺町、富良野市・市周辺町で学校・学科の在り方や再編整備を含めた定員調整を検討していく方向性を示した。
意見交換では、私学関係者から「中卒者数の減少が経営を直撃する。耐震化や老朽化する施設設備もほぼ自前で行わなければならない。5年度から4年間で、最低7学級の調整をお願いしたい」などの声が上がった。
名寄市内の駅前交流プラザ「よろーな」で行われた北学区の協議会には31人が出席。道教委の担当者から高校配置計画の見通しについて説明を受けた。
2年度には、名寄産業高校の1学級減について検討していることを示した。
4年度に関して、学区全体で2人の中卒者数の増が見込まれることから、欠員の状況や今後の中卒者数の減少などを考慮して、0~1学級の調整を必要としていることを説明した。
また、5年度以降については、8年度までに学区全体で63人の中卒者数の減が見込まれることから、1~2学級の調整が必要なことを提示。名寄市内で学校・学科の配置の在り方や再編を含めた定員調整の検討を図っていくことを明らかにした。
この記事の他の写真
上川北学区は5年度以降、名寄市内で定員調整が必要
(道・道教委 2019-05-24付)
その他の記事( 道・道教委)
司書コース以外の学生 初の受入 業務体験や事業企画を 北星学園大2年生対象に 道立図書館
北星学園大心理・応用コミュニケーション学科のフィールド実習は、2年生の必修科目。実習先での社会的体験を通して、人間関係や組織づくり、コミュニケーションについて学ぶことをねらいとしている。 ...(2019-05-27) 全て読む
独自事業「授業改善プロジェクト」―渡島局 指導主事が参観し助言 小8、中5、高3校で実施
【函館発】渡島教育局は、本年度から新たに展開する局独自事業「授業改善プロジェクト」の実施校と対象教諭(17日現在)をまとめた。管内各市町の小学校8校と中学校5校、高校3校が各教科の指導力向...(2019-05-27) 全て読む
学校職員の懲戒処分―道教委まとめ 総数は4年連続減少 わいせつ行為が増加傾向
道教委は、札幌市を除く道内公立学校職員の懲戒処分件数をまとめた。平成30年度の処分件数は、前年度と比べ1件減の103件。うち、交通事故が46件で4件減少、一般事故は57件で3件増加した。懲...(2019-05-27) 全て読む
授業改善推進教員の配置校―道教委 新規29校含む69校 国語・算数TT全学級で
道教委は、本年度授業改善推進チーム活用事業における授業改善推進教員配置校を決定した。小樽市立高島小学校など新規29校を含む69校に授業改善推進教員を配置し、15市15町の計26チームを編成...(2019-05-24) 全て読む
小中一貫教育導入状況(札幌市除く)―道教委まとめ 義務教育学校は6校 小中一貫型は33中学校区に増
道教委は、札幌市を除く道内公立学校における小中一貫教育の設置・導入状況(4月現在)をまとめた。義務教育学校は、新規の伊達市立大滝徳舜瞥学校を含む6市町村6校で導入。小中一貫型小・中学校は1...(2019-05-24) 全て読む
道教委が高校配置計画検討協議会 西4~5、東1~2調整 5~8年度学級数見通し 胆振管内2会場で
【室蘭発】道教委は10日、胆振管内2会場で第1回公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。胆振東学区は苫小牧市教育・福祉センター、胆振西学区はむろらん広域センタービルで開催。西学区において...(2019-05-23) 全て読む
道教委6月1日付人事予想 教育部長に平野氏か 教育局長3局で交代へ
道教委の6月1日付幹部人事異動に向けた作業が進んでいる。部長級では、教育部長兼教育職員監に平野正明道総合政策部知事室長の起用が見込まれている。学校教育監には、土井寿彦総務政策局長を充てる見...(2019-05-23) 全て読む
プログラミング的指向で社会を効率化 “良さ”周知が重要 道研所内アカデミーで新保氏
道立教育研究所は15日、同所で所内アカデミー「未来の教室プロジェクト」を開いた。前札幌市立屯田小学校長の新保元康氏を招き、「プログラミング教育はなぜ必要か」をテーマに、座談会やトークセッシ...(2019-05-22) 全て読む
上川局コンプライアンス確立会議 より実効性ある取組を 重点目標等について意見交換
【旭川発】上川教育局は15日、上川合同庁舎で令和元年度管内コンプライアンス確立会議を開いた。構成員15人が出席。全道および管内の懲戒処分等の状況を踏まえ、教職員の不祥事等の再発防止に向け、...(2019-05-22) 全て読む
道内公立高卒業生の就職率97・9%―道教委まとめ 過去2番目 30年度 9割以上が道内に
道教委は、道内公立高校における平成31年3月卒業生就職決定状況をまとめた。就職率は、前年度比0・2ポイント増の97・9%で、過去最高値の平成29年度に次ぐ2番目を記録。全体の9割以上の生徒...(2019-05-22) 全て読む