世界津波の日高校生サミット 記憶を未来へ、備えを明日へ 開催要項決定 400人参加 道、道教委主催(道・道教委 2019-06-18付)
道、道教委主催の“世界津波の日”2019高校生サミットin北海道の開催要項がまとまった。全体テーマ「記憶を未来へ、備えを明日へ~北の大地からイランカラプテ。自然災害の脅威と対応を学ぶ」のもと、総会や3分科会(9月10・11日、道立総合体育センター)を実施するほか、道内高校生対象の事前学習ツアー(8月6~8日、奥尻町)、海外高校生が地元高校生と交流する若き津波防災大使スタディツアー(9月7~9日、奥尻町など)を行う。国内71校、海外43ヵ国59校の高校生、計400人が参加する予定。
サミットは、平成27年の世界津波の日(11月5日)制定を機に、28年から日本国内で毎年開催。第4回サミットは北海道で開催し、国内外の高校生を招き、地震や津波などの自然災害の影響を最小化できる国土強靱化を担う将来のリーダーの育成、世界各国との絆を深める機会とする。
全体テーマは「記憶を未来へ、備えを明日へ~北の大地からイランカラプテ。自然災害の脅威と対応を学ぶ」。
道内参加者を対象とする事前学習ツアーを8月6~8日に奥尻町で実施。1993年に発生した北海道南西沖地震の津波の記憶と教訓を伝える津波館や、慰霊碑時空翔の視察を通じた防災学習、英語によるプレゼンテーション方法の学習を行う。
海外高校生を対象とする事前行事として、9月7~9日に奥尻町や釧路市などを訪問する若き津波防災大使スタディツアーを行い、防災・減災について学習する機会を設ける。
2班に分かれ、奥尻町や釧路市などを訪問。地元高校生との交流を通じ、国際理解を深める。
サミットは9月10・11日、道立総合体育センターで開催。初日の分科会では、①知識を得る~過去の教訓の伝承②意識を高める~災害への備えと迅速な避難③復興に向け共に行動する~社会貢献、被災当事者と支援者の視点―の3分科会で発表・討論を行い、札幌パークホテルでレセプションを行う。
2日目、道知事公館で記念植樹・記念碑除幕式を行うほか、道立総合体育センターで総会を開く。
国内からの参加高校は71校で約190人が参加。このうち、道内からは16校約50人の生徒が参加する。海外からは、43ヵ国59校から約200人の高校生が参加。引率者、来賓、一般参加者も含めた参加人数は500人以上を見込む。
サミット議長として、札幌国際情報高校2年生の井戸静星さん、札幌日本大学高校1年生の桐越航君が決定した。
鈴木直道知事は「過去の災害から生命の大切さや今後の備えを学ぶことはもとより、互いの“きずな”を深めてもらい、将来、それぞれの国や地域で防災リーダーとして活躍してほしい」と期待。
道教委の佐藤嘉大教育長は、津波の脅威に対する関心の一層の向上とともに「自然災害から命を守る対策がさらに進むきっかけになることを心から期待している」と話している。
(道・道教委 2019-06-18付)
その他の記事( 道・道教委)
第2回代表高校長研究協議会―道教委 高大接続改革を視野に 移行措置の授業改善で赤間局長
道教委は14日、道庁赤れんが庁舎で令和元年度第2回全道代表高校長研究協議会を開いた。道立高校長30人が参加。赤間幸人学校教育局長は、高大接続改革を視野に入れた移行措置における授業改善の推進...(2019-06-19) 全て読む
全道代表高校長研究協議会 道教委所管事項・上 教科書採択の公正性確保 授業実施状況適切に管理
◆高校教育課 【教育課程の編成・実施】 ▼教科書採択 各学校においては、平成26年6月9日付教高第413号教育長通達「“道立学校の教科書(中等教育学校の前期課程ならびに特別支援学校の...(2019-06-19) 全て読む
令和2年度公立高校推薦入学者選抜における普通科の「推薦要件(志望してほしい生徒像)」
道教委と札幌市教委は14日、令和2年度公立高校入学者選抜における学校裁量の実施予定および推薦入学者選抜における普通科の推薦要件を発表した(表参照)。(2019-06-18)
道教委がオリパラ地域セミナー 持続可能な取組へ協議 推進拠点2校が実践発表
道教委は14日、道庁本庁舎でオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業北海道地域セミナーを開いた。日本体育大学の乳井勇二特別研究員が事業について説明したほか、前年度から推進拠点...(2019-06-18) 全て読む
英語力向上へ授業改善 補正予算案発表受け佐藤教育長
道教委の佐藤嘉大教育長は14日、教育費補正予算案発表に当たって会見に臨んだ。学力の向上、学校における働き方改革の推進、幼児教育の充実など、事業を紹介。「近年の重要な課題に対応するために必要...(2019-06-18) 全て読む
ふるさと納税を活用 道立校の教育活動で鈴木知事
鈴木直道知事は14日の定例会見で、第2回定例道議会に提案する補正予算案について説明した。「活力あふれる北海道の新時代を創り上げる」との考えのもと、「多様性と可能性を活かした確かな未来づくり...(2019-06-18) 全て読む
心に響く注意喚起を 不祥事根絶へ臨時学校長等会議 胆振局
【室蘭発】胆振教育局は7日、むろらん広域センタービルで臨時道立学校長等会議を開いた。管内道立学校の校長や教頭、事務長23人が出席。石狩管内で発生した飲酒運転による事故を受け、あらためて飲酒...(2019-06-17) 全て読む
教育費2定補正予算案を発表―道教委 働き方改革促進など 69億円追加 新規9事業
道教委は14日、第2回定例道議会に提出する教育費補正予算案を発表した。政策的経費を盛り込んだ2定補正で69憶9600万円を計上。当初予算を合わせた総額は前年度当初比0・5%減の4012憶6...(2019-06-17) 全て読む
幼児教育無償化や放課後児童対策を 道の補正予算案
道は14日、2定道議会に提案する補正予算案を発表した。補正額は2513億円で、当初予算と合わせた一般会計総額は2兆8609億円となった。 教育関連の主な事業をみると、幼児教育無償化実施...(2019-06-17) 全て読む
公立高入選の学校裁量等発表―道教委 礼文高で道外から出願可 学校裁量問題は46校で
道教委は14日、令和2年度公立高校入学者選抜における学校裁量の実施予定および推薦入学者選抜における普通科の推薦要件を発表した。一般入学者選抜における学校裁量問題は、新規の室蘭清水丘を含む4...(2019-06-17) 全て読む