公立高入選の学校裁量等発表―道教委 礼文高で道外から出願可 学校裁量問題は46校で(道・道教委 2019-06-17付)
道教委は14日、令和2年度公立高校入学者選抜における学校裁量の実施予定および推薦入学者選抜における普通科の推薦要件を発表した。一般入学者選抜における学校裁量問題は、新規の室蘭清水丘を含む46校56学科で実施する予定。推薦入学選抜は、154校271学科で実施する。道外から出願できる学校・学科については、礼文普通科において新たに実施することとしている。
2年度に一般入学者選抜(学力検査)の実施を予定している学校・学科(コース)数は、市町村立高校を含め214校338学科。深川東、大野農業、函館工業、名寄産業、富良野緑峰の学科転換によって前年度より5学科減となった。
平成21年度の入学者選抜から導入されている学校裁量問題は、46校56学科が実施する予定。新たに室蘭清水丘で導入する。
傾斜配点は、前年度と同じ11校11学科、実技は、3校3学科で実施。作文は1校1学科減で、奥尻のみで行う。
全員面接は、深川東など5校の学科転換に伴い、5学科減の167校280学科で実施する。
複数尺度による選抜の比率をみると、「学力検査の成績を重視する」項目では「学力10対評定0」に変更するのが札幌啓成、「学力9対評定1」に変更するのが厚岸翔洋、「学力8対評定2」は深川東など5校の学科転換によって5学科減少した。
「個人調査書の評定を重視する」項目では、「評定8対学力2」が、深川東、大野農業、名寄産業の学科転換によって3学級減。厚岸翔洋の普通科と海洋資源科が「評定6対学力4」に変更した。
一方、推薦入学選抜は、新規の礼文を含む154校271学科で予定。このうち、普通科は、87校91学科で行う。面接以外では、英語の聞き取りテストが前年度と同じ5校6学科、英語による問答も、同数の9校9学科。実技も前年度と同様に3校3学科で実施する。作文は38校60学科、自己アピール文の提出は100校141学科で実施する予定。礼文では、作文と自己アピール文の提出を導入する。
道外から出願できる学校・学科は、新規の礼文を含む22校32学科。礼文普通科において新たに実施する。道教委では、今後、道外から出願できる学校・学科について、リーフレットを作成し、Webページなどに掲載するなどして周知していく。
令和2年度公立高校入学者選抜は、推薦入学面接が2年2月13日、学力検査が3月4日、合格発表が3月17日に行われる。
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(道・道教委 2019-06-17付)
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