広尾高がインターンシップ参加　進路選択の幅広げる　地元建設業者など協力

（学校 2019-06-25付）

　【帯広発】広尾高校（皆添英二校長）の２年生は１１日から３日間にわたって、インターンシップに取り組んだ。うち、建設業を体験した生徒３人は、豊頃町の漁港建設現場などで測量や製図などの研修を受け、建設業の仕事や果たす役割などを学んだ。

　男子生徒２人、女子生徒１人は、広尾町内の建設業・拓殖工業㈱のもとで研修を受けた。

　３日間、大津漁港の建設現場を訪れた。

　初日は、工事の内容について講義を受け、現場を見学。ドローン撮影の実習も行った。

　２日目は、岸壁の測量や音響測深を行ったほか、建設業で働くために必要となる資格や現場代理人になる方法などについて講義を受けた。

　最終日は、現場で構造物の高さなどを測定し、PCを使って図面作成。また、本社で公共工事の役割や重要性について学んだ。

　生徒たちは、「大変な仕事だと思っていたけど、想像していたより楽しそうな仕事だと感じた」「ドローンやPCを使った作業など技術が進んでいることを知った」「地元での就職を考えているので、進路選択の一つとして考えていく」などと語った。

　拓殖工業の川井克巳工事課長は「なかなか土木の仕事にふれる機会がないと思うので、この機会に実態を知ってもらいたい。あいさつなどコミュニケーションの大切さも学んでもらえれば」と話していた。

(学校 2019-06-25付)