上芦別小 「炭鉄港」学習活動 近代化支えた役割知る 5年総合 炭鉱の意義学ぶ(学校 2019-07-04付)
鈴木教諭は、石炭の果たした役割を分かりやすく説明した
【岩見沢発】芦別市立上芦別小学校(坪江潤校長)は6月中旬、日本遺産「炭鉄港」にかかわる学習活動を公開した。5年生「総合的な学習の時間」の一幕。児童は、自分たちが暮らす地域とかかわりのある石炭が、日本の近代化を支えてきたことを学んだ。
「炭鉄港」は、空知の石炭、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾とそれらをつなぐ鉄道を舞台に展開する産業革命のストーリー。ことし5月に日本遺産の認定を受けたことから、空知教育局は、炭鉄港など管内の教育資源等を活用した教育活動の推進を求める通知を、道立学校長および市町教委教育長に発出した。
同校は、5年生の総合的な学習の時間で地域の産業をテーマに設定。住友赤平立坑櫓のガイダンス施設見学の事前学習として、炭鉱に関する学習活動を公開した。
指導を担当した鈴木将之教諭は、本時の課題を「石炭は私たちとどのような関係があるのだろうか」と設定。明治初期、昭和初期、高度成長期における人々の生活を表すイラスト3枚を黒板に掲示し、それぞれの特徴について考えさせた。
児童からは「電柱がある」「ストーブを使っている」などの声が。時代が進むにつれて、暮らしが豊かになっていることを気付かせた。
鈴木教諭は、豊かな暮らしの背景にあった石炭の存在を強調。炭鉱がある管内の市町を挙げさせ、日本の近代化に果たしてきた役割の大きさを実感させた。空知総合振興局制作の炭鉄港のDVDも視聴し、児童の理解促進を図った。
(学校 2019-07-04付)
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