道教育大教職大学院の改組計画　３年度６コース制へ　教科指導、特別支援など新設

（学校 2019-07-03付）

　道教育大学は、令和３年度に教職大学院のリニューアルを計画している。専門職学位課程において教科指導、特別支援教育、養護教育に対応したコースを新設し、全６コースに改組。修士課程の学校教育専攻、教科教育専攻、養護教育専攻を廃止する。今後、小・中学校、高校、特別支援学校の校長を対象に入学ニーズを把握するためのアンケート調査を行い、文部科学省との協議を進める。

　道教育大は平成２０年度、教員養成に特化した教職大学院を設置。教員育成指標を踏まえ、令和３年度、学校経営力を強化する管理職育成から、教科指導力や学校経営力を強化する中核的教員の育成、特別支援教育や養護教育を担う教員の力量形成を図るため、対応するコースを設置する。

　具体的には、専門職学位課程に教科指導、特別支援教育、養護教育に対応したコースを新設。①学校組織マネジメント②教職キャリア形成・研修デザイン③子ども理解・学級経営④教科指導・授業開発⑤特別支援教育⑥養護教育―の全６コースに改組し、入学定員を拡充する。

　このうち、①が現職教員（派遣のみ）、②が現職教員、③～⑥が現職教員と学部直進者を対象とする。

　これに伴い、修士課程の学校教育専攻、教科教育専攻、養護教育専攻を廃止する。なお、現在文科省と協議中で、コースなどは変更の可能性がある。

◆７月以降順次ニーズ調査へ

　７月下旬以降、札幌市、旭川市、釧路市、函館市など一部地域の小・中学校、道内すべての高校、特別支援学校の校長を対象に、現場教員の入学ニーズを把握するアンケート調査を実施する予定。

(学校 2019-07-03付)