道P連・道高P連が道教委と懇談会(関係団体 2019-07-29付)
道教委各課の担当者が所管事項を説明した
◆道P連 食育の重要性を確認 子の学びや育ち支え
道教委と道PTA連合会(=道P連、萩澤教達会長)の教育懇談会が20日、ホテルポールスター札幌で開かれた。道教委各課の担当者が学力・体力の向上、学校の働き方改革、部活動指導の在り方など所管事項について説明。家庭における食育の重要性も確認し、説明や研修の機会を設けるよう求める声が上がった。
はじめに、道P連の萩澤会長があいさつ。子どもたちの抱える様々な問題について理解を深め、保護者、教員の意見を情報交換できるよう、懇談会の成果に期待した。
道教委からは、生涯学習課の井上規之主幹が「子どもたちが自らの可能性を最大限に伸ばすことができるよう、学びや育ちを支えていただければ」と述べ、引き続き、望ましい生活習慣の確立に向けた取組、家庭教育支援の取組を進める考えを示した。
続いて、生涯学習課、義務教育課、健康・体育課、生徒指導・学校安全課、特別支援教育課の担当者が所管の主要事業の内容を説明し、理解と協力を求めた。
学校の働き方改革に関しては、道教委がスクール・サポート・スタッフの具体的な業務内容を示し、一層の配置促進に向けて国に働きかける考えを示した。
また、学力向上に向けて家庭学習におけるチャレンジ・テスト活用などの取組を紹介。家庭における食育の重要性も確認し、説明や研修の機会を求める声があった。
部活動の在り方に関する方針については、教員の働き方改革と併せて取り組む必要性を確認。道教委からは、部活動後のバーンアウトやけがなどに配慮し、国の方針に沿った部活動の在り方を各市町村に呼びかけていく考えを示した。
◆道高P連 教員が休暇取れる体制を 改革の取組広く周知
道教委と道高校PTA連合会(=道高P連、新井田寛会長)の教育懇談会が24日、ホテルポールスター札幌で開かれた。道教委各課の担当者が高校教育に関する各所管事項を説明。道高P連役員からは、学校における働き方改革について、教員がまとまった休暇を取れる体制を弾力的に進めるよう求める声などが上がった。
この日、道高P連からは新井田会長をはじめとする役員6人、道教委からは各課主幹級の担当者が参加した。
はじめに、教職員課の河村健一主幹が学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」について説明。
プランの見直し案を示し、「1週間当たりの勤務時間が60時間を超える教員を全校種でゼロにする」としていた目標を「時間外勤務の時間を1ヵ月で45時間以内、1年間で360時間以内とする」と改定したことなどを伝えた。
続いて、教育環境支援課の山崎純平主幹が、北海道の部活動の在り方に関する方針の内容を解説。高校教育課の大河内秀敏主幹は奨学に関する事業を紹介した。
このほか、特別支援教育課の熊谷誠主幹が特別支援教育の動向、健康・体育課の山城宏一主幹が健康教育、生徒指導・学校安全課の小林友則主幹が生徒の安全・安心な確保の取組、生涯学習課の井上規之主幹が消費者教育やネイパルの利用促進について説明し、それぞれ理解と協力を求めた。
教員の働き方改革について、道高P連からは「教員がまとまった休暇を取ることができる体制づくりについて、弾力的な運用を進めてほしい」「地域の理解を得るために、働き方改革の取組を幅広く周知することが大切」などの意見が挙がった。
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高P連からは新井田会長ら6人が参加した
(関係団体 2019-07-29付)
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