道公立学校事務職員研究大会開く　教育の改革と発展を　講演や分科会で資質向上

（関係団体 2019-08-20付）

全道から１９０人が参加した

　道公立学校事務職員協会（田島敏明会長）は８日から２日間、ホテルライフォート札幌で第７２回道公立学校事務職員研究大会を開いた。主テーマ「教育の改革と発展をめざして―学校経営事務の充実」のもと、講演や分科会、研究発表などを実施。全道から学校事務職員など１９０人が参加し、資質向上を目指して研鑚を積んだ。

　研究大会は、学校における教育に関する諸問題について研究協議し、学校職員の資質を高め、学校教育の目的遂行に寄与するために毎年開催している。

　初日の開会式では、田島会長があいさつ。学校教育法の改正によって、事務職員の職務が「事務に従事する」から「事務をつかさどる」に改正されたことなどにふれ「これまで以上に広い範囲で組織として、同じ課題をもつ互いの情報を得ながら改善方策を討議することが求められる」と指摘。大会での情報交換を通して、今後の各学校での事務改善や事務職員としてのスキルアップにつなげるとともに、大会で得た認識や理解を自身の職場で生かすよう呼びかけた。

　開会式後、ＤＣＭホーマック㈱代表取締役社長の石黒靖規氏が「“夢・言・実・行”の歩み」と題して講演。同社のこれまでの歩みを振り返り、経営者の視点での人材育成の在り方を説いた。

　初日はこのほか、前半と後半に分かれ、計１０分科会での研究発表を行った。

　２日目は、胆振支部が「文書の編集・保存・廃棄について～“片づけ”を意識し行う文書管理のススメ」、十勝支部が「質疑応答・文書検索システムの構築～電子化による業務効率の向上」、宗谷支部が「学校事務の省力化について～事例に基づく省力化の検討」をテーマに研究発表した。

(関係団体 2019-08-20付)