質の高い幼児教育実現　北私幼が第６２回教育研究大会

（関係団体 2019-08-21付）

あいさつに立つ川畠会長

　道私立幼稚園協会（＝北私幼、川畠教孝会長）は７月下旬、札幌ガーデンパレスで第６２回道私立幼稚園教育研究大会・第３２回全日私幼連北海道地区私立幼稚園教育研究大会を開いた。大会主題「子どもたちの今と未来の幸せをねがって～一人ひとりの豊かな育ちを支える質の高い幼児教育を」のもと、基調講演や分科会での研究協議を実施。幼児教育の関係者約９００人が参加し、質の高い幼児教育の実現に向けて研鑚を積んだ。

　開会に当たり、川畠会長があいさつ。実践的な保育研究を通し、質の高い幼児教育・保育の実現に向け、研究大会の成果に期待した。

　続いて、日本体育大学体育学部健康学科の野井真吾教授が「子どものからだと心の事実から、生き生きと育つために必要なことを考える！」と題して基調講演。日中に外遊びや散歩をすることで、眠りを促すメラトニンが夜間に多く分泌される研究データを示し、「光・暗闇・外遊び」のスローガンを提言。日中、子どもが元気に、夢中になれる取組の仕掛けづくりの大切さを説いた。

　大会では「園内研修」「人材確保・人材育成」「乳幼児保育Ｉ」「特別支援教育」「保育実践」「乳幼児保育Ⅰ」の６分科会を実施。

　このうち、本年度から特に重点的に研究に取り組む「乳幼児保育Ｉ」分科会では、テーマ「０～２歳児の発達理解に基づく安全な保育実践」のもと、名寄市立大学の猪熊弘子特命教授が講演し、研究協議を行った。

(関係団体 2019-08-21付)