キャリアサポートセミナー―道教委　日高会場　自立に向け学び深め　高校生がマナーなど学習

（道・道教委 2019-08-27付）

社会人として必要な事項を学んだ

　【浦河発】道教委は１９日、静内農業高校で令和元年度キャリアサポートセミナー（日高会場）を開いた。体系的なキャリア教育および職業教育の充実を図るキャリア教育・職業教育推進事業の一環。静内農業高、平取高校の１、２年生合わせて１０４人が労働法セミナーやマナーセミナーなどを受講し、社会的・職業的自立に向けての学びを深めた。

　キャリア教育・職業教育推進事業は、高校において、学校から社会・職業への移行が円滑に行われるよう、社会的・職業的自立に必要となる基礎的・汎用的能力を育成し、キャリア発達を促す体系的なキャリア教育および職業教育の充実を図るもの。

　高校１、２年生を対象に実施しているキャリアサポートセミナーでは、社会的・職業的自立に向け、必要な知識や技能を習得することをねらった。

　はじめに、労働法セミナーとして、日高教育局の工藤昌博キャリアプランニングスーパーバイザーが講義。生徒たちは、労働法に関するクイズなどを通して、働く上での様々なトラブルを回避するための法律、制度などを学んだ。

　生徒からは「仕事のルールを知ることができた」「知らない法律などを学べて参考になった」などの感想が寄せられた。

　このあと、①マナーセミナー②工業③理容・美容④幼児教育・福祉⑤公務員・ビジネス⑥音楽放送⑦デザイン⑧スポーツ⑨動物―の９講座から３講座を選択して受講。うち、マナーセミナーでは、基本的なビジネスマナーや社会人としての心構えなどを理解した。

　受講した生徒からは「当たり前に使っていた言葉も本当は正しく使っていないことが分かった」「就職する前に最低限のマナーを身に付ける必要があると感じた」などの感想などが挙がった。

(道・道教委 2019-08-27付)