国研の教育課程研究指定校事業　教育活動の質の向上へ　網走南ヶ丘高が協議会開く

（学校 2019-09-06付）

　【網走発】本年度、国立教育政策研究所「教育課程研究指定校事業（カリキュラム・マネジメント）」の指定を受けた網走南ヶ丘高校（武田久校長）は８月３０日、同校で研究協議会を開いた。研究授業を公開したほか、講師に招いた文部科学省教育課程課の小栗英樹教科調査官からの助言や講話を通じ、今後の研究の充実に向けて研鑚を積んだ。

　同校は、本年度から２年間、国研の教育課程研究指定校事業の指定を受け、研究主題「カリキュラム・マネジメントの確立による教育活動の質の向上～カリキュラム・マネジメントの３つの側面を踏まえた校内体制の確立による“探究心と向上心を培い、課題解決に必要な学力”を育むための研究」のもと、研究を進めている。

　本年度は、現状分析の結果から立てた仮説をもとに、国際教育（オリンピック・パラリンピック教育を含む）をテーマに教科等横断的な視点で学習プログラムを作成。各教科が連携して課題探究型学習に取り組むことで、思考力・判断力・表現力等の育成を目指す。

　今後は、総合的な探究の時間を軸に教科等横断的な学習プログラムを設定するほか外部の教育資源の活用を図ることなどを計画している。

　研究授業では、中村哲哉教諭が１年Ａ組英語「Ｌｅｓｓｏｎ３　Ｐｕｒｐｏｓｅｓ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｏｌｙｍｐｉｃｓ」を指導。

　第１段階「グループ分けとガイダンス」、第２段階「知識の習得と調べ学習」、第３段階「まとめ」、第４段階「発表」、第５段階「振り返り」の流れで学習を進めることとなっており、本時は第４段階のもの。

　グループごとに、古代オリンピック、近代オリンピック、東京オリンピックについて調べたことを日本語で発表。また、東京オリンピック・パラリンピック関連項目として、ピクトグラムを英語で紹介した。

(学校 2019-09-06付)